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ブリウエガのラベンダー畑(グアダラハラ県)

春のスペイン

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春はスペインを訪問するのに最適な季節のひとつです。


スペインで春に使われる表現をご存知ですか?春になると血が騒ぐ!です。というのも、3月21日頃から6月21日までの季節は、気温が適度に上がり、花が開き始めるほか、バルのテラスは、冬を忘れて長くなった日照時間を楽しみたいという人々でいっぱいになるからです。以下、この季節を堪能するための完璧なプランをいくつかご紹介します。国内有数の印象的な桜やアーモンドの木々の風景をはじめ、国立公園の美しい滝やゼラニウムなどの花で飾られたバルコニーを撮影できるよう、カメラを準備しましょう。コートはほぼ必要ないといっても差し支えないでしょう。

見事に咲き誇る花々を撮影する

満開の桜150万本に囲まれるとどんな気分になるか、体験したことはありますか?天候によって左右されるものの、3月または4月になると、ヘルテ渓谷(エクストレマドゥーラ州)ではすべてが白で覆われるこの「風景の奇跡」が起こります。人生で少なくとも一度は目にしておきたい光景です。旅のプランにお花見を追加したいですか?ブルゴス県のカデレチャス渓谷とハエン県のマヒナ山脈の5万本を超える桜の木も、だいたいこの時期に「目覚め」ます。その一方で、リオハ州の町ナルダでは満開の梅の花祭りが祝われ、シエサ(ムルシア州)の畑では果樹が花を咲かせます。4月末は、アストゥリアス州と、州内にある有名なシドラ地方の出番です。リンゴの木の開花期に立ち合いたいとお考えなら、この時期にご訪問ください。5月から6月にかけては、グレドス・ノルテ(アビラ県)が満開のレダマ(エニシダの一種)であふれる世界一の都になり、黄味がかった色合いに染まります。そして、すでに夏に入ってしまいますが、7月に開催されるブリウエガのラベンダーフェスティバル(グアダラハラ県)が、年々知名度を上げています。畑という畑が紫色になり、あらゆるインスタグラマーの垂涎の的となっています。

 ヘルテ渓谷(エストレマドゥーラ州)の満開の桜に囲まれたカップル

国立公園の生命に満ち溢れる自然

スペインにある国立公園15ヶ所は、あたかもこの時期、生命の爆発の最中にいるかのようです。山間のオルデサ・イ・モンテ・ペルディド(ウエスカ県)やコバドンガ湖(アストゥリアス州)などの風景が、実に華やかな衣をまといます。また、ドニャーナ(アンダルシア州)で鳥や鹿、オオヤマネコをじっくり眺めたり、さまざまなルートに沿ってハイキングしたりする絶好の機会とも言えます。

最も華麗な姿の滝を眺める

を間近で見るにも最高の時期です。アリベス・デル・ドゥエロ(サラマンカ県)のポソ・デ・ロス・ウモス、サルト・デル・ネルビオン(アラバ県とブルゴス県の間)、チョロス・デル・リオ・ムンド(アラバ県)またはクエルボ川の源流(クエンカ県)といった、インパクトのある滝がご覧になれます。

ベナスケ(アラゴン州ウエスカ県)にあるアイグエス・パセスの滝

最高にカラフルなパーティーを謳歌する

花は、スペインでいくつか開催される最もカラフルなフェスティバルの主役でもあります。おそらく、最もよく知られているのは5月のコルドバのパティオ祭り(ユネスコの無形文化遺産に登録)でしょう。鉢植えのゼラニウム、カーネーション、ジャスミンを派手に飾り、市内で一番の美しさを競い合う数々のパティオ。そういったパティオを巡りつつ、そぞろ歩きをすることができます。また5月には、ジローナ県でテンプス・デ・フロールス(花の季節)が祝われ、街のパティオ、モニュメント、街角は、植物や花が植えられたスペースでいっぱいになります。花のイベントといえば、6月にはトレドサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナ(テネリフェ県)、シッチェス(バルセロナ県)、ポンテアレアス(ポンテベドラ県)といった場所で聖体祭が行われ、花びらで作られた巨大なカーペットが道を彩ります。

ジローナ県(カタルーニャ州)で開催されるテンプス・デ・フロールスの花祭り

聖週間、サン・ジョルディ、または春祭りに参加する

花の美しさもさることながら、他の点においても、これら3つはこの季節の卓越した祭りといえます。聖週間(3月~4月)は宗教的な性格を持つ祭りです。編成された行列には何世紀にもわたる伝統があり、湧きおこる感情に驚きを覚えるにちがいありません。4月23日はバルセロナ随一の祭り、サン・ジョルディの日です。伝統的に本やバラを贈るのが習わしとなっています。4月から5月にかけては、セビージャの出番です。春祭りが始まり、会場のブースはセビジャーナスを踊り、楽しい時を過ごす人々で溢れます。

セビージャ(アンダルシア州)の春祭り

都市を訪れる:テラスと都市庭園で過ごす時間

高温の夏がまだ来ていない春のうちにスペインの都市を散歩するのは、気持ちがいいものです。そろそろ必要になるサングラスを取り出し、ホテルの屋上テラスや改装された美食市場で最も革新的なタパスをつまんでみましょう。もうひとつ、まさしく春にぴったりのプランとして、マドリードのレティーロやバルセロナのグエル公園といった有名な都市公園のほか、素晴らしい海の光景が眺められ、地中海地方にある植物園の中でも全ヨーロッパで屈指のものとされるマリムルトラ(ジローナ県ブラナス)のような植物園を訪問することをおすすめします。

マドリードのプエルタ・デ・アルカラ

観光列車に乗る

4月から5月の間は、スペインで最も有名な観光列車が運行しています。スペイン北部を走るトランスカンタブリコ号、アンダルシアを走るアル・アンダルス号、ピレネー山脈の湖を走るトレン・デルス・ジャクス(リェイダ県)、マドリードからアルカラ・デ・エナーレスに向かう、大作家セルバンテスに捧げられた列車など、実に様々な選択肢があります。ほとんどが時代ものの鉄道であり、トランスカンタブリコ・グラン・ルホ号など、まさにレールを走る本物の宮殿といったものまであります。一味違った手段でスペインを旅する、特別な体験となるでしょう。

トランスカンタブリコ号
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