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カニョン・デル・リオ・ロボスの風景(カスティージャ・イ・レオン州ソリア県)

スペインでのバカンスを過ごす様々なプラン

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スペインに旅行したことがある方なら、この国を再び訪れてあまり知られていない場所に行ってみたい、とは思いませんか?初めてのスペイン旅行ではあるものの、この国のほかの側面も探ってみたい、とは思いませんか?スペインを旅しつつ、よくある典型的なプランからは抜け出せるようなアイデアをいくつかお届けします。#SpainExperience

  • ランサロテ大西洋博物館。ジェイソン・デケアレス・テイラーの彫刻作品「Crossing the Rubicon(ルビコン川を越えて)」

    ランサロテ大西洋博物館の水中彫刻

    これはただの博物館ではありません。というのも、カナリア諸島のランサロテ島にあるこの博物館は、大西洋の海底、水深12メートルのところに設置されているからです。10点あるその彫刻は芸術家ジェイソン・デカイレス・テイラーが制作したもので、pH中性のコンクリートでできているため、海洋生物に害を及ぼす心配はまったくありません。この驚くべき彫刻群を見るには、島のいずれかの公式ダイビングセンターが提供するサービスに申し込む必要があります。まさに芸術と自然の対話ともいえるこのエクスペリエンスは、経験するだけの価値があります。

  • サンタパウにあるクロスカット火山。ラ・ガロッチャ。ジローナ

    ラ・ガロッチャ地方の休火山

    次に向かう先はカタルーニャ州、具体的にはラ・ガロッチャ火山地帯自然公園です。ヨーロッパ屈指の魅力をたたえる火山の風景は、40もの火山円錐丘によって生み出されたものです。ロマネスク芸術や、ピレネー山脈近くの小さな村々の存在もまた、この地域をおすすめする理由です。さらに、独自のアクティビティが多数用意されており、この地方を深く知ることができるようになっています。観光列車や馬車に乗る、農場を訪問する、ヨガを楽しむ、熱気球で空を飛ぶ、そして着陸後には地元ならではの軽食をつまむなど、盛りだくさんです。

  • カール5世の執務室。ユステ修道院。クアコス・デ・ユステ

    カルロス5世のルートとユステ修道院

    1556年、皇帝カルロス5世は人生で最後の長旅に出ます。カンタブリアからエストレマドゥーラまで、スペイン全土を550キロメートルにわたって移動した後、サン・ヘロニモ・デ・ユステ修道院に隠棲しました。この皇帝のルートのいずれかを自分でもたどってみることができるほか、クアコス・デ・ユステから約2キロメートル離れた場所にある修道院を直接訪れて見学することもできます。そして、この旅をよりいっそうリアルに追体験するには、2月にこの旅を記念して開催されるお祭りに参加するのが一番です。地元の人たちが当時の衣装に身を包んだり、伝統的なアペリティフを味わったり、クラフトマーケットが開かれたりします。

  • メディナ・アサーラ。コルドバ

    宮廷都市「メディナ・アサーラ」

    コルドバ市(アンダルシア州)のメスキータ大聖堂を訪ねる旅は、季節を問わずおすすめです。ただし、旅の総仕上げとして、そこからわずか7キロメートル先にあるメディナ・アサーラにも足を運べるのであれば、このプランは完璧なものになります。その歴史は936年にまでさかのぼることをご存知でしたか?この年以降、アブデラーマン3世は、カリフ制下の管理・居住業務を遂行する目的でこの都市の建設を命じたのです。砂岩、大理石、池、庭園など。散歩するだけで過去の栄華を想像することができます。全112ヘクタールのうち、発掘作業が行われたのはそのわずか3分の1に過ぎないという、興味深いデータがあります。

  • タラムンディ。アストゥリアス州

    タラムンディと粉挽き場博物館

    アストゥリアス州の山と谷の間にたたずむタラムンディは、魔法がかった森が広がる場所で、「グリーンスペイン」と呼ばれる一帯に位置しています。スペインでの農村観光におすすめの場所をリストアップしなければならないとしたら、タラムンディは間違いなくそのリストに入ることでしょう。さらに、この地域の特徴としては、伝統工芸の世界に足を踏み入れることができるという点が挙げられます。「伝統刃物の家博物館」(世界最大級のナイフを所蔵)を訪れるという選択肢があるほか、スペイン有数の粉挽き場博物館であり、19基の水車に加え奇妙で素朴な水力発電所を有する「マソノボ粉挽き場博物館」を訪問するというオプションもあります。

  • ソージェル列車。マヨルカ島

    トラムンタナを深く知るための3本のルート

    マヨルカ島(バレアレス諸島)にある「トラムンタナ山脈の文化的景観」がユネスコの世界遺産に登録され、大勢の芸術家にインスピレーションを与えていることは偶然ではありません。島の有名なターコイズブルーの入り江に限らず、北西の海岸に平行して伸びているこの険しい山脈にも心奪われてしまうはずです。そこで、山脈を巡るにあたってのユニークなルートを次の通り3つご提案します。木製の客車を引く「ソージェル列車」に乗る、「石積みのルート」を踏破する、そして、「バルデモッサからポジェンサまでの文学ルート」をたどりつつ、この島とロバート・グレーヴスやフレデリック・ショパンとの間にどのような関連があるのかを探る、というものです。

  • オンス島の風景

    シエス諸島に引けを取らないオンス諸島

    ガリシアに有名な島があるとすれば、それはシエス諸島です。ところが、大西洋諸島国立公園内には、シエス諸島よりもずっと知名度の低い別の群島があります。それがオンス諸島です。まるで楽園のようなオンス島に定住している人はほとんどいません。そののどかなビーチで海水浴をしたりハイキングルートを歩いたりしたいという場合は、入島に必要な許可を申請するほか、そこまでの移動手段を提供してくれる船会社を選ばなければなりません。シュノーケリングをしたり、ブラコ・ド・インフェルノ洞窟といった神秘的な洞窟にまつわる伝説を学んだりするための準備をしましょう。

  • 古代ローマの村、ノエダ

    クエンカ(カスティージャ-ラ・マンチャ州)にあるこの発掘現場を間近で見てみることをおすすめします。この遺跡には、ローマ帝国のモザイクと痕跡が非常に良い保存状態のまま残されています。ローマ時代のヒスパニアを代表する豪勢な村に入っていく様子を想像できますか?そこには、世界最大の具象モザイクや、500点の大理石からなるコレクションなどがあります。

  • ネグラ湖の景観。ソリア

    ネグラ湖とロボス川峡谷の目を見張るような風景

    ソリア周辺に位置するこれらのスポットに興味をそそられるでしょう。まず、標高2,000メートルのところに位置するは、神秘的なオーラに覆われ、伝説に包まれています。一方、深い峡谷は25キロメートルにわたって続くほか、そこに沿うようにして数多く存在する洞窟の中には、ガリアナ・バハ洞窟のように大規模なものもあります。さらには、サン・バルトロメ礼拝堂など、テンプル騎士団に関連のあるモニュメントまでが「隠されて」います。

  • フリッシュの絶壁。

    「フリッシュのルート」と地球の歴史

    スペインの屋外には6,000万年以上にわたる地質学史の遺跡がある、と言われたらどうでしょう?これは具体的には、ムトリクとスアマイア(バスク州ギプスコア県)の間を何キロメートルにもわたって伸びている海岸線、および侵食によって露出することになった岩層のことを指しています。刻まれた印は、最近の地球の歴史で発生した最も重要な事象のいくつかを示しており、その一例が恐竜の絶滅です。絶壁の風景の中を海岸に沿ってトレッキングしたり、所要約3時間のボートで行くルートに申し込み、地元のあらゆる秘密について説明を受けたりすることができます。

  • アルバラシンの景観テルエル

    アルバラシンとマエストラスゴ地方

    麗しく、絵のように美しい。スペインでもっとも美しい村のひとつは、このように描写できます。その村とは、テルエル県にあるアルバラシン。標高およそ1,200メートルに位置しており、中世の建築物、住居を兼ねた宮殿、城、大聖堂などを眺めながら通りを散策することは貴重な経験となります。車で2時間半ほど行くと、マエスロラスゴ地方の風景や村々が現れますが、石造りの家が建ち並ぶミランベルやカンタビエハなどはアルバラシンに引けを取ってはいません。このようなまったく未知のスポットに漂う静寂と、ロッククライミングなどの「冒険」とを組み合わせてみたくはありませんか?

  • ウレデーラ川の源流。ナバーラ

    ウレデーラ川のナセデロ(源流)にある、滝、およびターコイズブルーの池

    ここはナバーラ州で最も美しいエリアのひとつですか?そうです。そして、おそらく最も知名度の低いエリアのひとつともいえます。「ウレデーラ」という名前自体がすでに良いヒントです。というのも、これはバスク語で「美しい水」を意味するからです。自然の中を巡るこのコースは、川の上流にある池や急流、滝を通過しますが、こうしたスポットはスペインのほかの地域では滅多にお目にかかれない種類のターコイズブルー色を帯びています。また、この地域への小旅行をさらに充実させたいなら、ワイナリーのガイドツアーに参加して、この地域の名産品であるパチャランの製造工程を見学するほか、チーズ工房のガイドツアーに参加することもできます。

  • エンシソの足跡化石。ラ・リオハ

    ラ・リオハ州の足跡化石

    1億2,000万年以上前、ラ・リオハには恐竜が生息していました。そして足跡を残してくれました。実際、恐竜たちは岩に何千もの足跡を残しており、それらが化石化したものが足跡化石(イクナイト)として知られています。ラ・リオハに旅行しようと思い立ったら、エンシソ、ムニージャ、アルネディージョ、コルネゴ、イヘアなどの町へ行けば、足跡化石をご自分の目で直接確かめることができるでしょう。イヘアには古生物学ビジターセンターもあります。さまざまな発掘現場で足跡化石を見ることができるうえ、一部の発掘現場では、実物大の恐竜そのものの3D表現が展示されています。お子様連れの場合、古生物学アドベンチャーパーク「バランコ・ペルディード」を訪れてみましょう。プール、アドベンチャーコース、3Dの白亜紀博物館、家族全員で参加できる古生物学ワークショップなどがあり、充実した旅となるでしょう。

  • エル・ソプラオの洞窟の内部。カンタブリア州

    エル・ソプラオ洞窟と、カバルセノにいる半野生の動物たち

    カンタブリア州にあるこれら2つの場所もまた、お子様連れの旅行には最適です。エル・ソプラオ洞窟は、信じられないような形態をした鍾乳石や流れ石などを擁することから、世界の地質学の驚異のひとつと考えられています。観光客向けの見学ツアーに加え、2.5キロメートルあるルートを進んでいく冒険ツアーを選ぶこともできるので、洞窟探検家になった気分を味わえます。一方、カバルセノ公園(サンタンデールから15キロメートル)は、そこに暮らす動物たちが広大な屋外スペースにいることから、特別なスポットとなっています。徒歩でも車でも訪問可能なだけでなく、ゴンドラリフトに乗って素晴らしい景色を眺めることもできます。

  • アグルパ・ビセンタ鉱山内での丸太の運搬。ラ・ウニオンの鉱山公園。ムルシア

    ラ・ウニオンの鉱山公園

    最後にムルシアを訪れ、別のユニークな見学をしながら締めくくることとしましょう。この鉱業公園 (工事のため一時閉鎖中) のは総面積が5万平方メートルあり、19世紀から20世紀にかけての歴史ある地下採掘がどのようなものだったのかを実際に見ることができます。コースは鉱山列車に乗ってスタートし、有名なアグルパ・ビセンタ鉱山でゴールを迎えます。この鉱山の採掘地下空洞は4,000平方メートルあり、深さは80メートルに及ぶほか、赤みを帯びた水をたたえる湖がひとつ横たわっています。間違いなく、訪問可能な鉱山としてはヨーロッパで最も見ごたえのあるもののひとつです。  

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