カンタビエハ(アラゴン州テルエル県)のラ・アスンシオン・デ・ヌエストラ・セニョーラ教会

カンタビエハ

Teruel

アルト・マエストラスゴ地方のこの歴史ある主都では、見事な史跡遺産や建築遺産だけでなく、古い伝説や戦いの面影までが石造りの家屋とともに残されています。歴史地区は重要文化財に指定されています。

この村にはアラゴン・ゴシック様式の史跡群がほぼ完全なかたちで保存されています。第一次カルリスタ戦争中にダイナマイトで爆破された古城の遺構が村を見下ろしています。カンタビエハは、「マエストラスゴの虎」の異名を持つカルリスタの将軍ラモン・カブレラが統括する司令部だったのです。狭い路地や中世の雰囲気漂う家屋に沿って進めば、カンタビエハの主要な見どころに出くわします。ポルチコを構えるマヨール広場には、会議室のゴシック様式の格天井がひときわ目を引く自治体庁舎があるほか、広いスペースを誇り、ゴシック様式の門扉とポルチコが付いたアスンシオン教会(18世紀)もあります。その他の重要な建物としては、ゴシック様式のサン・ミゲル教会やバロック様式の旧サン・ロケ病院、そして、バイレ邸、ノバレス邸、マス・フォルティフィカードといった貴族の館があります。この村は切り立った岩山の頂上に位置しているため、そのシルエットは実に印象深いものです。周囲の例にもれず、村の各スポットの美しさはハイカーたちを惹きつけてやみません。

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