ゴヤの人生に関連深いマドリードのシーン
アラゴン出身であるこの画家は、1775年に王立タペストリー工場の下絵師としてマドリードに到着し、12年間ここで働きました。今日でも、この独特な場所では絨毯やタペストリーの製作や修復が続けられています。この工場のガイド付きツアーサービスでは、タペストリーや絨毯製作の歴史深い工房を訪れて、その職人芸を見学することができます。マドリードでの滞在中、ゴヤは貴族の人々や啓蒙時代の重要人物の肖像画を手がけました。当時の雰囲気を感じてみるには、エル・カプリッチョ公園(郊外のアラメダ・デ・オスーナ)を訪れてみましょう。美しい庭園のある魅力にあふれたこの保養地は、18世紀多くの啓蒙主義者の出会いの場であり、そのなかにゴヤもいました。