サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ礼拝堂。マドリード

サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ礼拝堂

Madrid

この人里離れた礼拝堂は、カルロス4世が1792年に、イタリアの建築家、フィリッポ・フォンターナに建設を命じたものです。サン・アントニオの彫刻はホセ・ヒネースの作品です。装飾は、聖人の人生のテーマを語るフレスコ画を描いたフランシスコ・デ・ゴヤによって行われました。礼拝堂の平面はギリシャ十字式で、中央ドームでは天窓が際立っています。ファサードは1面しかなく、ドーリア式の2本の柱で飾られています。1905年に国定史跡に指定され、また1928年には、その隣にまったく同じような寺院が建てられました。崇拝の対象をそちらに移転し、本来の寺院をゴヤ美術館として保存するためです。その理由は、1919年以来、本来の寺院の中に芸術家ゴヤの亡骸(なきがら)が眠っていたことにあります。この礼拝堂は王宮の歴史的複合施設の一部であり、国有遺産局によって管理されています。

サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ礼拝堂


Glorieta de San Antonio de la Florida, 5

28008  Madrid, マドリード  (マドリード自治州)

おすすめプラン

次の訪問