コスタ・デ・ラ・ルス

砂浜、太陽、そしてたくさんのスポーツ

大西洋の存在は、何世紀にもわたってこの海岸の歴史に影響を与えてきました。この地域の素晴らしい気候は、フェニキア人、ギリシャ人、ローマ人、アラブ人などを魅了してきました。今度はあなたが魅了される番です。海が主役の海岸線には、黄金の砂浜が200キロ以上にもわたって広がります。カディス県のボロニアやバルデバケロスの砂浜、およびウエルバ県のマタラスカニャスとマサゴンの砂浜は広大なのでぜひ散策してみてください。ゆったりとした時間を過ごせるだけにとどまらない場所です。また、この地域にはマリンスポーツを思い切り楽しむのに絶好の波と風があるので、アクティブに過ごしたい方にもおすすめです。他とは違う環境でサーフィン、ウィンドサーフィン、カイトサーフィンなどで体を動かせば、わくわくするような体験になること間違いなしです。ここにはスペインの最重要生物保護区とされるドニャーナ国立公園もあり、湿地帯や沼地、色鮮やかなフラミンゴなどの動物の生息地など、圧倒されるような自然の光景を見ることができます。アクティブに動いた後は、美味しいものを食べて体力を回復させるのが一番です。マグロに加え、ウエルバ産やサンルーカル産のエビなどの特産物をぜひ試してみてください。さらに、ここでの滞在を利用して、国境を越えた名声を持つヘレスのワインを味わうことができます。絶品グルメで旅を締めくくりたいなら、「海のシェフ」と呼ばれるアンヘル・レオンが経営するミシュラン3つ星レストラン「アポニエンテ」をお忘れなく。

自然のほかにも

コスタ・デ・ラ・ルス全域で芸術と歴史をお楽しみください。スペインの歴史の中でも特に重要とされるカディスのような都市では、特徴的な白い建物が並ぶ地域に、教会や要塞などの建築物が点在します。ところで、1812年にスペイン初の憲法がカディスで調印されたのをご存知でしょうか。また、そこで行われる国内屈指の愉快なカーニバルについては聞いたことがありますか。カディス県は内陸部も美しいため、見て回るのに最適です。山の中には白壁の建物が並ぶ白い村が19カ所あります。訪れる人なら誰もが買い求めたくなるような絵はがきそのままの、ほぼ手付かずの自然の風景が広がっている場所です。さて、ウエルバ県内の町にもたくさんの歴史が詰まっています。モゲルやパロス・デ・ラ・フロンテーラのような村には、コロンブスのルートが通っています。そこでは、クリストファー・コロンブスのアメリカ発見の旅がどのように計画されていたかを知ることができます。また、ウエルバでは5月から6月にかけて、毎年エル・ロシオの巡礼が行われています。スペインで最も人気のあるこの巡礼は、アルモンテの町への道のりを喜びと献身で満たします。