1881
マラガ
生まれた時から、そこでの生活体験が芸術家としての彼に影響を与えることになった町。
1891
ア・コルーニャ
芸術家として目覚め、最初の作品を発表することになった町。
1895
バルセロナ
学生時代のほとんどを過ごした町。
1936
マドリード
青春を過ごした町。この町で彼にインスピレーションを与えたのはプラド美術館でした。
マラガ

世界的な天才を生んだ町。スペイン内戦の後、ピカソが再びこの町に戻ることはなかったものの、彼の頭の中にはこの町の記憶が鮮明に残っており、その明るい陽射しと穏やかな気候をよく思い出していたものです。 彼の作品には、マラガで過ごした幼少期の思い出が繰り返し登場します。
ア・コルーニャ

ピカソは5歳から9歳までの間、ガリシア州のこの町に住んでいました。この時期はたいへん重要なものといえます。なぜなら、彼はこの間に、美術学校で学び始めるとともに最初の作品に署名し始めたのですから。
バルセロナ

この町は芸術と建築の両面でピカソに影響を与えましたが、とりわけ彼を触発したのはガウディのモデルニスモでした。ピカソはまた、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョール、カルラス・カザジェマスなど、後に彼の芸術を方向づけることになる現代アートの大家たちと共同生活を送ります。
マドリード

スペインの首都にいた青年ピカソは、美術アカデミーを抜け出しては、プラド美術館を彩るエル・グレコといった偉大な巨匠たちのなかにインスピレーションを見いだそうとしました。プラド美術館は彼にとって常にベンチマークであり、最終的にはその名誉館長を務めるまでになります。