ピカソ記念祭1973-2023

ピカソ記念祭1973-2023

行ってみよう、ピカソの感性を刺激したスペインに。 あなたのインスピレーションを探す旅へ。

2023年、それはピカソの年

20世紀にもっとも影響力のあった芸術家をたたえる

2023年はパブロ・ルイス・ピカソの没後50周年にあたります。スペインだけでなく世界的にも史上もっとも重要な芸術家のひとりとされるこの天才は、20世紀初頭にマラガで生まれました。彼の人生と作品を記念して、さまざまな展覧会、行事、イベントのプログラムが世界中で組まれています。とりわけ、ピカソの母国スペインと亡命先フランスにおいてその数が顕著です。スペインでは、ピカソに特にゆかりがあるうえ、彼にインスピレーションを与え、その個性や芸術を方向づけることになったスペインのいくつかの町に焦点が当てられています。

5つの都市
16回の展覧会

展覧会スケジュール

スペインで開催される展覧会やイベントを通じて、「ピカソの年」ならではのエクスペリエンスを自ら味わったり、ピカソの功績に触れたりしてみませんか?

今後のイベント

11月18日 Picasso
© ©Sucesión Pablo Picasso, VEGAP, Madrid, 2023

ダニエル=ヘンリー・カーンワイラー

18/11/2022 - 19/03/2023

バルセロナのピカソ美術館

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3月23日 ア・コルーニャ美術館の館内

青い記憶のなかの白いピカソ

23/03/2023 - 23/06/2023

ア・コルーニャ美術館

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5月8日 マラガのピカソ美術館の第12展示室
© ©Museo Picasso Málaga / Sucesión Pablo Picasso, VEGAP, Madrid, 2023

ピカソ:身体と物質

08/05/2023 - 10/09/2023

マラガのピカソ美術館

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ピカソとスペイン

ピカソとスペインの関係

ピカソがスペインで得た個人的体験は、インスピレーションの源やよりどころとなって彼の全作品と全人生に影響をもたらすことになりました。

パブロ・ルイス・ピカソは1881年にマラガで生まれました。初期の作品は、ア・コルーニャ、バルセロナ、マドリードそれぞれの美術学校、および最初のパリ旅行で制作したものです。1907年、ピカソはキュビスムの原点となる《アヴィニョンの娘たち》を発表します。キュビスムとはピカソが始めた革命的な芸術運動のことで、これにより、ピカソは史上もっとも影響力のある芸術家のひとりに数えられるようになりました。なお、彼の代表作は《ゲルニカ》です。ピカソはまた、劇場の舞台デザイン、彫刻、陶磁器、エングレービングなどのジャンルにも取り組みました。ピカソは1973年にムージャンで亡くなりましたが、彼の残した作品は今なお輝きを放っています。