
スペイン内陸部で日の出と夕日を追う
あなたはオパカロフィリアをお持ちですか。オパカロフィリアとは「夕日への愛」のことです。夕暮れ時というのは、特に休暇中、私たちを大いに魅了する時間帯です。スペインを旅行すると、その瞬間をかつてないほど感じることができるでしょう。この国では、日の出や夕日を眺めることは、単なる「すてきなプラン」ではありません。それは、「感動的なエクスペリエンス」になりえるものです。しかも、海岸沿いでなくても楽しめます。内陸には、大きな湖や映画のような峡谷、山の展望台など、太陽を追いかけたくなるような場所があります。
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バレンシアのアルブフェラ自然公園(バレンシア州)
特別な理由暖色に染まっていく空が、スペイン最大の淡水湖の水面に映し出される様子を想像してみましょう。田んぼに囲まれたこの不思議な風景の中に身を置くと、スペイン有数の夕日を味わうことができます。さらに特別な体験をしたいなら、ゴラ・デ・プジョル展望台といった桟橋から出ている手作りの小舟(アルブフェレンクス)に乗り込むと、約40分かけて周辺の水域を遊覧できます。夕暮れ時に舟の上で絵画教室を開いている会社まであることをご存知ですか。行き方バレンシアから10キロメートルしか離れていないため、自転車、市バス(24・25系統)または車で簡単にアクセスできます。追加情報:この地域のおすすめアクティビティ訪問の折に、エル・パルマル村で本場のバレンシアパエリアを食べたり、田んぼを散策したり、公園内の展望台で野鳥を観察したり(ここには300種類もの野鳥が身を寄せています)するとよいでしょう。
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ロンダ(アンダルシア州)
特別な理由マラガ県のこの魅力的な都市が空から目覚めていく様子を想像できますか。ロンダでは、いくつかの地元企業が夜明けにパラモーターのフライトを行っているため、奈落を見下ろす白い屋根の上を飛ぶことができます。めまいを覚えるかもしれませんが、同時に予想外の安らぎを感じるかもしれません。一方、地に足をつけていたい場合でも、夕暮れ時はロンダをよく知るのに最適なタイミングです。日が暮れ始めたら、高さ98メートルの象徴的なプエンテ・ヌエボを眺められる展望台に足を運んでみましょう。行き方マラガ から約100キロメートル離れており、車、電車またはバスでのアクセスが良好です。追加情報:ほかにもある、アンダルシア内陸部の忘れがたい夕日タベルナス砂漠(アルメリア県)で峡谷の間に太陽が沈む様子は西部劇さながらです。また、あなたが経験豊富なハイカーで、もっと壮大なものをお探しなら、ムラセン山(グラナダ県)に登り、このイベリア半島の最高峰から夕日を眺めてみてはいかがでしょうか。厳しいルートですが、標高3,500メートル近い山々の海を見渡せば、その苦労も報われます。
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3つの十字架の展望台(バスク州・ウルキオラ自然公園)
特別な理由ウルキオラ自然公園(ビスカヤ県)にあるこの展望台からは、アチャルテの峠道とドゥランガルデア渓谷を眺めながら、素晴らしい夕日を楽しむことができます。バスクの伝統によれば、この周辺には女神マリが住んでいるということですが、そのことはご存知でしたか。マリは、この地域の神話における重要な存在であり、また大地を擬人化したものとして、周囲の環境を守ったり正義を司ったりする存在とされています。ここでは、魔法のような後光を感じるに違いありません。行き方ビルバオから約50キロメートル離れています。車でアクセスした後、ウルキオラの聖地からは、展望台まで少し歩くことになります。追加情報:この地域のおすすめアクティビティウルキオラの聖地を訪れないわけにはいきません。この聖地の前にある石の周りを3周するとパートナーを見つけられる、という言い伝えがあります。ロッククライミングやハイキング、マウンテンバイクルートを楽しむこともできます。
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カストレホン峡谷とカラーニャ峡谷(カスティージャ-ラ・マンチャ州)
特別な理由トレドからわずか30キロメートルの距離にあり、「ブルホン峡谷」とも呼ばれるこれらの峡谷は、こうした高原地帯にしては予想外の景色で訪問者を驚かせます。カストレホン貯水池の水の上に垂直にそびえる巨大な赤土の断崖は、2500万年前の堆積物の上に形成されたものです。夕暮れ時に、いくつかの展望台を備えた4キロメートルの自然歩道を歩いてみてください。壁が炎のように見えると同時に、その長く伸びる影に思わず心を奪われることでしょう。近年有名になってきた場所ですが、それでもその知名度は比較的低いままです。行き方トレドから車で簡単にアクセスできます(約30分)。経路には標識がわかりやすく設置されており、小道のスタート地点の隣に駐車場があります。アドバイス:暑さの厳しい日は訪問を控えてください。追加情報:ほかにもある、カスティージャ-ラ・マンチャで夕日を見るのに絶好の場所太陽が、タブラス・デ・ダイミエル国立公園(シウダ・レアル県)の穏やかな水面に反射する様子、象徴的なコンスエグラの風車(トレド県)を金色に染める様子、ブリウエガ(グアダラハラ県)のラベンダー畑を7月の開花時期に紫色の海に変える様子などをご覧ください。
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ガジョカンタ湖自然保護区(アラゴン州)
特別な理由毎年、秋から春先にかけて、何千羽ものツルがこの湿地を越冬地として利用します。夕暮れ時を選べば、光が水面に反射して景色がピンク色に染まる様子を見ることができます。スペインでも有数のバードウォッチングスポットであり、冬にはガイドツアーがよく催行されます。自然を愛する人なら、ここで、周囲の環境との間に特別なつながりを感じることでしょう。ビジターセンターを訪れると、地元の動物について詳しく知ることができます。双眼鏡をお忘れなく。行き方ガジョカンタからベルエコへ向かう道路を利用すると、湖に到着します。サラゴサ市からは約100キロメートル離れています。追加情報:この地域のおすすめアクティビティ車で1時間弱のところに、滝が印象的なピエドラ修道院、中世の町ダローカなど、おすすめ観光スポットがあります。
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サルト・デル・ヒターノ展望台(エクストレマドゥーラ州)
特別な理由この展望台は、モンフラグェ国立公園で最も多く写真に撮られた場所です。ここでは、ヨーロッパ最大級のシロエリハゲワシの集団が営巣しており、夕方になると、彼らがナベコウなど他の種とともにオレンジ色に染まった空を飛ぶ様子を観察できます。ペーニャ・ファルコンと呼ばれる岩壁の紛れもないシルエットと、逆光で飛翔する鳥が、神秘的ともいえる光景を作り出しています。行き方プラセンシアとトゥルヒージョを結ぶ道路EX-208号線をご利用ください。ビジャレアル・デ・サンカルロスから、標識付きのルートに沿って自転車や徒歩で行くこともできます。追加情報:この地域のおすすめアクティビティモンフラグエ城とその展望台を訪れる、園内のルートに沿ってウォーキングやサイクリングをする、ビジターセンターで同生物圏保護区の豊かな生態系について知識を深める、といった選択肢があります。
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ラ・リオハのブドウ畑上空を飛ぶ
特別な理由日の出と同時に黄土色や黄色、赤に染まるブドウの木。そうした木々が織りなす海の上を漂ってみたいと思いませんか。ラ・リオハ州のアロといった地域には、「熱気球飛行の感動」と「スペインを象徴するワイン産地の風景観賞」を組み合わせた、こうしたユニークなエクスペリエンスを提供する地元企業があります。秋になると、その光景はさらに印象深さを増します。行き方アロへは、ログローニョなどの近郊都市から電車や車で簡単にアクセスできます。追加情報:このエクスペリエンスが独創的である理由エブロ川のわずか数センチメートル上を気球操縦士が飛行すると、水面に映る気球の特別な姿を見られるほか、雲の間をぬって太陽のほうへと向かうこともできます。さらに、飛行後はラ・リオハの伝統的な軽食を楽しんだり、この冒険の思い出となるオリジナル飛行証明書を受け取ったりできます。
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