スペインで楽しむクリスマスのプレゼント5選
クリスマスは、世界中で祝われる最も伝統的かつ家庭的な行事で、スペインでは1月6日まで続きます。12月中旬からお正月にかけてスペインを訪れると、常に、分かち合える楽しい瞬間に満ちています。引き続き、スペインのクリスマスで、最も広く親しまれる伝統をご紹介します。
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1.クリスマスの“エル・ゴルド”
スペインでクリスマスのお祝いが公式に始まるのは12月22日で、この日、国営宝くじのクリスマス抽選会が行われます。その一等大当たりは、“エル・ゴルド”の呼び名で広く親しまれています。大人数が参加し、抽選会は午前中、延々と続きます。一種独特のやり方で行われる、クリスマス名物の抽選会。当選番号を男子・女子生徒がこの抽選会ならではの節回しで読み上げます。賞金はとても広く分配され、当選者は通りで大々的に祝うのが恒例となっています。
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2.クリスマスの味わい溢れる食事とたくさんのお菓子
手の込んだ料理を家族や友人と楽しむこの時期。最も特別な夜は12月24日のクリスマスイブで、レストランやホテルではこの夜を盛大に祝うためのコースメニューを特別に用意しています。通常、例えば、イベリコ生ハムやシーフード、極上のチーズをベースにした数々のオードブルで始まり、続いてスープ、肉か魚もしくはスタッフドターキーのローストなどの料理が含まれます。 最後は、この時期の美食の真の主役といえる、クリスマス菓子とデザート。ヌガー菓子・トゥロン、マジパン、焼き菓子のポルボロンやマンテカド、それから公現祭の王冠型お菓子ロスコン・デ・レイェスは、是非食べてみたいお菓子です。こちらのルポルタージュ では、スペインのクリスマス料理について詳しくご覧いただけます。
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4.昔からながらのおめでたい12粒のブドウ
この伝統は幸運を約束するだけでなく、年を越す一風変わった方法です。12月31日の夜中12時にブドウを12粒食べますが、新年を迎える12時の鐘の音に合わせて行うのがポイント。テレビの前で、マドリードのプエルタ・デル・ソル広場の有名な時計の鐘の音の中継に合わせて、または直接プエルタ・デル・ソル広場に赴いて、はたまた年越しイベントが行われる滞在先の象徴的な場所の鐘に合わせて……どれも年明けを祝うのにいい選択肢です。
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5.夢があふれる魔法のような夜
日付が1月6日に変わる夜、東方三賢者がスペインにやって来て、子どもたち皆にプレゼントを持ってきます。毎年、あらかじめ三賢者宛に手紙を書いて、この一年間どれだけいい子にしていたか説明し、プレゼントをお願いするのが習わしです。ショッピングセンターやレジャー施設には、この手紙を送るポストが設置され、王の使者が直々に手紙を取りに来ることもよくあります。そして1月5日の夕方、ようやく三賢者が各地に到着すると、子供たちは、通りを練り歩く楽しいパレードに大喜び。その後は、早くベッドへ行き、翌朝どんなプレゼントが届いたのか見るのを心待ちにして眠りにつきます。三賢者はメルキオール、ガスパール、バルタザール。夜中、全ての家を訪れ、窓やバルコニー、煙突から魔法のように忍び込みます。