マヨール広場のクリスマスマーケット(マドリード)

マドリードのクリスマスが特別な理由を発見。12粒のブドウとともに一年を締めくくりましょう

Madrid

「今年のクリスマスは、いつもと違う場所で祝いたい」とお考えなら、スペインの首都へのご旅行を計画してみてはいかがでしょうか。クリスマス期間中のマドリードの街は、イルミネーション、クリスマスマーケット、アイススケートリンク、そして焼き栗・ホットチョコレート・チュロスの匂いであふれ、おとぎ話のような世界へと変貌します。さらに、この時期のマドリードを特別な場所にする2つのイベントも体験できます。12月31日にプエルタ・デル・ソル広場で迎える大晦日と、1月5日の東方三賢者による華やかなパレードです。

  • マドリードが輝く

    11月末頃から1月6日まで、デザイナーがデザインした数千もの照明で街の通りが照らされます。スペイン広場、グラン・ビア通り、アルカラ通り、カステリャーナ大通り、レティーロ公園、マドリード王宮など、首都を代表するスポットを散策しながら、音楽に合わせて光る巨大な3Dクリスマスボールや、数千個の色とりどりの電球で形作られたクリスマスツリーなどの見事な装飾を眺めるのは、実にすてきな体験です。歩く以外にも、この光景をじっくり鑑賞する方法があります。たとえば、グラン・ビア通り沿いのホテルやレストランの屋上テラスでドリンクを楽しんだり、クリスマスイルミネーションで彩られた主要な通りを巡る2階建てバス「ナビルス」に乗ったりすることができます。スペイン鉄道財団が運行する「クリスマス列車」に乗ることもできます。歴史ある「いちご列車」の車両を使用したもので、鉄道博物館から出発します。「照らされた自然」では、イルミネーションとさまざまなテクノロジーを活用した演出が主役です。このコースは年齢を問わず誰もが楽しめ、開催ごとにテーマが変わります。市内にある歴史的な公園や庭園のいずれかを舞台に、木々や草花の間を巡ります。

  • マドリードのクリスマスマーケットとアクティビティ

    マーケット、キリスト降誕のシーン、その他のクリスマスイベント

    マドリードのクリスマスマーケットといえば、やはりマヨール広場のマーケットが代表格です。ここでは、地元の人も、世界各国からの観光客も、木造の小屋の中に並べられた多種多様なお土産を選びながら楽しい時間を過ごします。具体的には、ベレン(キリスト降誕の場面)用の人形、楽器、クリスマスの装飾、おもちゃなどが販売されています。また、街の象徴であるこの広場を訪れたついでに、そこに設置されているベレンを鑑賞するとよいでしょう。ちなみに、王立郵便局や王宮といったスポットでも、毎年、高い人気を誇るベレンが展示されます。マドリードのクリスマスには音楽も欠かせません。アルムデナ大聖堂をはじめとする市内の代表的な教会では、コンサートが頻繁に開かれます。シルコ・プライスやマタデロ・マドリードなどの文化施設では、子ども向けのワークショップや没入型体験を盛り込んだ特別プログラムを実施しています。また、壮麗な王立劇場では、クラシック音楽の公演を楽しむこともできます。この休暇中もスポーツは欠かせません。実際、クリスマスシーズンには、スペインで最も参加者の多いランニング大会「サン・シルベストレ・バジェカーナ」が開催されます。1964年以来、毎年12月31日には、別枠で走るプロ選手に加え、数千人のランナーがサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム付近からバジェカスのスタジアムまでの10キロメートルを走ります。家族や友人と一緒に走ったり、仮装して参加したりと、お祭りムードに包まれます。

  • 左から:トゥロン、チュロスとホットチョコレート、ロスコン・デ・レイエス

    クリスマスの味わい

    この祝日のグルメに欠かせないものがあるとすれば、それは伝統的なお菓子です。なかでも広く知られているのがマサパンとトゥロンですから、この機会にトゥロン博物館を訪れてみるとよいでしょう。この博物館はトゥロンという銘菓をテーマにした国内初の博物館で、市内中心部を走るアレナル通りに位置しています。スペインのクリスマスの定番であるもう一つのお菓子はロスコン・デ・レイエスです。このお菓子を味わうには、市内にある、100年以上の歴史をもつ菓子店を訪れることをおすすめします。なかでも「アンティグア・パステレリア・デル・ポソ」は、マドリード最古、スペインでも最古級の菓子店とされています。また、典型的なチュロスとホットチョコレートを試してみたい場合、それに最適な名店のひとつは間違いなく「サン・ヒネス」でしょう。甘くないものをお探しですか?有名レストラン「ラルディ」に入店し名物のコンソメスープで体を温める、という経験は貴重なものになるでしょう。ちなみに、ラルディのクリスマスの装飾は毎年とても見ごたえがあります。きっと気に入っていただけるでしょう。

  • おさえておきたい2大イベント

    クリスマスにマドリードを訪問する場合、カレンダー上で二つの重要な日付に印をつけておきましょう。一つ目は12月31日です。大晦日を祝おうと、何百人もの人々がプエルタ・デル・ソル広場に午前0時に集まります。そして、この広場に掲げられた時計が鐘を12回鳴らすのに合わせて、行く年に別れを告げるのです。鐘の音が鳴るごとにブドウを1粒食べるのが伝統行事となっています。その時間になると、国中のテレビ局がこの時計の様子を中継するため、全国の人々は自宅にいながらこの儀式を視聴できるようになっているのですが、このことはご存知でしたか。実際、近年では「事前のブドウ」と呼ばれるイベントも人気です。これは、大晦日の前日に当たる12月30日の深夜0時に行われる全体リハーサルで、誰でも参加できます。小さなお子さんがいるご家庭の場合、彼らを喜ばせたいなら、絶対に外せない二つ目の日付があります。1月5日です。スペインには世界でもユニークな伝統があり、1月5日から6日の夜、三賢者が子供たち全員が寝ている間にプレゼントを家に置いていくというものです。その前の午後には東方三賢者が華やかな山車に乗って街をパレードします。夢のような光景を楽しめるでしょう。  東方三賢者のパレードはスペイン各地で開催されますが、マドリードのものは特に壮観なパレードの一つとされています。

ご覧のとおり、マドリードのクリスマスは楽しいサプライズでいっぱいです。ショッピング好きの方にとって、マドリードはクリスマスの買い物の楽園でもあります。セラーノ通りやグラン・ビア通り、街を代表する商業施設「エル・コルテ・イングレス」などで買い物を楽しめます。また、長期で滞在されるご予定なら、近郊の目的地に小旅行に出かけるのも一案です。行き先としては、スペイン最大級のクリスマス遊園地が設営されるトレホン・デ・アルドス、有名な人間ベレンを観賞できるブイトラゴ・デ・ロソーヤなどがおすすめです。詳しくは、今年のクリスマスイベントの全プログラムをご確認ください。マドリードでお会いしましょう!

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