カナリア諸島フエルテベントゥーラ島のコフェテビーチで写真を撮る観光客

冬に訪れるのにおすすめのスペインのビーチ4選

none

スペインのビーチが人気の理由は、その透き通った海以外にもあります。崖の間に架かるアーチから、海水でできたオアシスや火山性のきめ細かい砂まで、季節を問わず観賞する価値のある独特の特徴を備えている点もまた、その人気に拍車をかけています。冬でも、ビーチで夢のような一日を楽しむことができるのです。以下を読み進めれば、海岸で横になってくつろぐのに最適な目的地が見つかるはずです。

フエルテベントゥーラ島のコフェテ・ビーチ

カナリア諸島の年間平均気温が約20°Cであることはご存知ですか?カナリア諸島にある楽園のようなビーチは、冬になると、訪問先として理想的な場所へと変わります。コートは家に置いてきて構いません。水着さえあれば、あとは涼みたいという欲求が自然とわいてくるはずです。 フエルテベントゥーラ島の中を進んでいくとコフェテ・ビーチが姿を現します。このビーチはハンディア自然公園の中央に位置しています。空に輝く太陽の下、きめ細かい砂の上を歩き始めると、どこまでも長く伸びる地上の楽園に少しずつ分け入っていくことになります。このビーチは桃色で、人の手が加わっておらず、比類のない様相を呈しています。ビーチの両側には標高800メートルの山々が14キロメートル以上にわたり連なっており、なかでもハンディア山塊、イスローテ、またはロケ・デル・モロなどがよく知られています。さらに、そこにはビジャ・ビンテルと呼ばれる謎めいた一角があります。このスポットには第二次世界大戦にまつわる伝説が何百話も隠されているということです。

カナリア諸島州フエルテベントゥーラ島にあるコフェテ・ビーチ

ガリシア州のラス・カテドラレス・ビーチ

アグアス・サンタス・ビーチとしても知られるラス・カテドラレス・ビーチは、ガリシア州にある風光明媚な自治体リバデオにぽつんと位置しており、同時にカンタブリア海に面しています。このビーチが天然記念物にふさわしい理由のひとつとして、潮が引くとアーチ型をした独特の岩層を歩いてくぐり抜けることができるという特徴が挙げられます。息をのむような断崖絶壁が広がる中、岩と水の間から光の筋が差し込みます。このビーチが夏の間、海や写真撮影を愛する多くの人たちのお気に入りスポットであることは驚くにあたりません。ところが、その美しさが冬でも変わらず見られる点はあまり知られていないのです。ですから、冬に訪れれば、映画のワンシーンのような場所を完璧な静寂の中で楽しむことができるでしょう。  

ルゴ県リバデオのラス・カテドラレス・ビーチ

アンダルシア州のロス・ヘノベセス・ビーチ

ビーチを訪れる前に、まずは第二次世界大戦を描いて高い評価を得た戦争ドラマ『ラット・パトロール』や1975年公開の米国のドラマ映画『風とライオン』を鑑賞することをおすすめします。こうした映画を鑑賞することで、なぜ誰もがロス・ヘノベセス・ビーチを映画の舞台のような目的地としてとらえ直すようになるのかが理解できるはずです。アンダルシア州カボ・デ・ガタ=ニハル自然公園内の一角にニハルという自治体があります。ロス・ヘノベセス・ビーチはこのニハルに位置しており、多くの見どころを擁しています。幅の広いビーチで、1キロメートルを超える遊歩道も備えており、周りを砂丘や地域固有の植物に囲まれています。そうした固有種には、ウチワサボテン、アルト・ピタコのアガベなどがあります。その気があれば海水浴をすることも、穏やかな波に乗ってサーフィンをかじってみることもできます。寒い季節であっても気候は快適なことが多い土地柄です。 

アルメリア県のロス・ヘノベセス・ビーチ

アストゥリアス州のポオ・ビーチ

最後に、アストゥリアス州の自治体リャネスの近くにあるポオ・ビーチもご紹介します。ここからは、まるで夢を見ているかのように、遠くに海水のオアシスを見渡すことができます。騒音はなく、あるのは遠くに見える自然と海だけです。ポオ・ビーチはバジーナ川の河口に広がるビーチです。今まで目にしたことがないような独特の形状をしています。潮が満ちると海の水が山に向かって流れ込み、水深の浅い天然のオアシスを形成します。しかも、潮が引いても細かくて白い砂は濡れたままのため、小さなお子様も安心して遊ぶことができます。

アストゥリアス州リャネスのポオ・ビーチ
に関する詳細をごらんください