車いすや松葉づえの使用、または盲導犬の同伴が必要だからといって、「旅」という、レジャー分野でも有数の実り豊かで外向的な経験を楽しめないということにはなりません。スペインでは、ほぼすべてのインフラに加え、観光関連のサービスやプランの大部分においても、アクセシビリティ要件が満たされています。もっとも基本的なものとしては、移動を保証してくれるバリアフリー化された交通手段にはじまり、多岐にわたるバリアフリー対応のアクティビティにいたるまで、さまざまです。また、身体の不自由な人向けのバリアフリーな美術館・博物館やモニュメントのほか、そういった方のご要望にお応えする準備ができている宿泊施設やレストランもあります。 交通機関 スペインまで空路でお越しの場合も、何の問題も生じません。スペイン国内にあるすべての空港では、身体の動きに制限があったり、知的、聴覚、または視覚に障がいをお持ちだったりする旅行者を対象に、介助サービスを無料で手配できるようになっています。AENA(空港管理会社)のウェブサイトでは、同サポートを申請する方法(スペイン語と英語に対応)のほか、各空港のミーティングポイントや特性についてもご覧いただけます。介助サービスの内容は、空港ターミナルビルへ到着した後の付き添いとなっており、チェックイン手続き、保安検査、搭乗、降機、手荷物受取所においてサポートが受けられます。
