ナイフや刃物の土地アルバセテ
アルバセテを訪れる理由はたくさんあります。その一つは、スペイン全国レベルで有名な、手作りのナイフや刃物の製造方法を知ることです。この伝統はイスラム時代に遡り、現在のデザインにも多大な影響を与えていますが、現在のような産業として成立したのは15世紀のことです。アルバセテの刃物の歴史をまるごと知りたいなら、刃物博物館を訪問しましょう。また、毎年アルバセテで開催されている国際刃物見本市「イベルカット」には一流のナイフメーカーが集まります。ラ・マンチャ地方に属するこの県は、16~17世紀に起源を持つ中世の芸術、大甕(おおがめ)でも有名で、アルバセテ博物館を訪れるとその魅力に触れることができます。壺産業は特にビジャロブレドで有名であり、この街では最大時には72もの壺窯がありました。
