
サナブリア湖自然公園とその周辺

巨大な湖
公園は、サモラ県北西部のサナブリア郡にあります。深い峡谷のある山がちな地域であり、氷河起源の湖が数多く存在します。その中でも最も重要なものが、サナブリア湖です。
氷舌が20km以上にのぼる印象的な氷河が、現在のサナブリア湖を生み出すうえで役に立ちました。今日では318ヘクタールの面積で最深部が51mに達し、イベリア半島でも最大の湖となっています。このためこの公園は、数多くのハイキングルートを通じて地上における氷河の作用を研究するのに、またとない場所となっています。植生ではオーク林が支配的ですが、ハンノキ、トネリコ、ヤナギ、カバノキ、セイヨウヒイラギやクリの木もあります。動物相については、幅広い種類があります。鳥類76種と大型哺乳類17種です。それら全ての中でも、ヨーロッパヤマウズラとオオカミが際立っています。
サナブリア湖自然公園とその周辺
サモラ (カスティージャ・イ・レオン)
サモラ (カスティージャ・イ・レオン):
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知っておくべきこと
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文化情報
エル・プエンテの市場は、テラ川を超える18世紀の古い橋(プエンテ)にその名前が由来している場所です。毎週月曜日に開催される、まさに地域のショッピングセンターのような市場の存在によりこの村が、周辺の人たちの会合の場所として重要性を獲得しています。この村で特筆すべきは、テラ川の岸辺にある小ぢんまりとした礼拝堂である聖母聖堂と、伝統的な十字架のキリスト像と聖母マリア像がある美しいクロッシングです。
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環境情報
公園における植生のうち15%以上が土着種です。動物相においては、ヨーロッパヤマウズラとセアカモズが際立っています。