チュリージャのパンタネロスルート

ルートを歩き始める前に、朝はバロニア広場で素晴らしい朝食を取り、その後チュリージャ城まで登ると、村で最も高い場所の一つから望むことができる実に美しい風景に驚くことでしょう。ルートの始まりにある展望台からの眺めもまた、魅力あふれるものとなっています。コンプエルタス展望台（川の流量を調整するために20世紀初頭に建設された治水施設を一望できる場所）に加え、チャルコ・アスール（自然のプールのように見える、のどかな湖）およびサルト（トゥリア峡谷でもっとも幅の狭い場所）を鑑賞できるカルーチャ展望台が設置されています。

ハイキングコースをたどり続けると、小さな滝がある魅力的なスポットを見つけることでしょう。カルデロネスの自然が織りなす音色と景色を楽しみながらリラックスしましょう。深い峡谷であるカルデロネスには、高さ80メートルを超える壁が切り立っています。

峠道の上部を沿って続くルートを吊り橋を通って片方からもう片方まで渡ります。これは、ルート上でも特別な瞬間になるでしょう。最初の橋は15mの高さで川の上にかかり20mの長さで、渡るときに目まいがするかもしれませんが、非常に安全です。もう一つの橋はもっと長く、全長約28mで、高さは5mほどです。両方とも、当初の橋が1957年にバレンシアを襲ったトゥリア川の大氾濫で消失したため、2013年に再建されたものです。

貯水池に到着するまでの残りのルートは、植生がいっぱいの狭いルートを通り、ここではハイカーは、河畔林や地中海灌木といった異なる環境を楽しむことができます。ルート上では、かつて木こりを受け入れたサン・ホセ・デ・ロス・ガンチェロス礼拝堂遺跡など、過去の歴史的遺物が保存されています。さらに、ロッククライミングがこの場所のもう一つの大きな魅力であることから、運が良ければ峡谷の絶壁に縦によじ登るクライマーの様子を眺めることもできます。ロリギージャ貯水池にたどり着いたら、チュリージャまで同じ道の復路を歩む前にちょっと休んで、スナックを食べて体力を回復させましょう。