1001回かけて鑑賞する価値のあるアルハンブラ宮殿の画像

グラナダ

シエラ・ネバダのふもと、ダーロ川とヘニル川にはさまれた土地に、アンダルシア東部の最も興味深い都市のひとつが広がっています。アンダルシアの印象的な遺産に、宝石のようなルネッサンス建築物と21世紀を象徴する最も近代的な建物が入り混じっています。

アンダルシア遺産ルート（Legado Andalusí）

8世紀から15世紀にかけてアラブ人から受け継いだアンダルシアの伝統、歴史、文化を通してアンダルシアを発見する旅をご紹介します。これらのルートをたどると、グラナダのアルハンブラ宮殿やコルドバのモスクなどのユニークなモニュメントに驚かされることでしょう。また、通常の観光ルートから離れた魅力的な村を訪れることもできます。続いて、ヨーロッパ評議会の偉大な文化的旅程（Gran Itinerario Cultural del Consejo de Europa）として認められているアンダルシアの遺産ルートを構成する4つのルートをご覧ください。

2日間で巡るグラナダ

五感を虜にする街、グラナダを2日間かけて観光し、その魅力に身を委ねましょう。アルハンブラ宮殿の魅惑的な眺め、アルバイシン地区のジャスミンの香り、サクロモンテ地区のフラメンコの響き、そして地元グルメの味。これさえ体験できれば十分です。「好奇心旺盛な旅行者なら誰もが、たとえグラナダを訪れたことがなくても、この街に深い思いを寄せているものである」と言ったのは、かのウィリアム・シェイクスピアですが、だとしたら、この街を実際に訪問したときに覚える感動は、いかばかりでしょう。ガルシア・ロルカの詩や、市内に現存するアル＝アンダルスの記念碑的な文化遺産に一度でも触れてしまうと、またここに戻ってきたいと思わずにはいられません。

フェデリコ・ガルシア・ロルカ・グラナダ・ハエン空港

Parador de Granada

グラナダのアラブ浴場

アル・アンダルス文化 と千年の歴史を誇る ハマムの伝統を受け継ぐグラナダは、 アラブ浴場の湯に沈む感覚を体験するのにスペインで理想的な街です。様々に異なる温度の温泉でゆったりくつろぎながら、やわらかな音楽、水のささめき、別の時代の香りに身を任せ、天井のモザイクから光が漏れる様子やキャンドルの光が部屋を照らす様子をじっくりと観察してただける浴場です。また、古くからある部屋に加えて、マッサージルームやティールームなどの他の部屋が付け足されています。街から出なくても、アラブ浴場はいくつか見つかります。その中では、まるで時の流れが止まっているかのようです。

アルハンブラ宮殿のチケット購入と見学方法

グラナダ市内にあるアルハンブラ宮殿は、世界で最も有名な歴史的建造物、そしてスペインで最も入場者数が多いモニュメントのひとつです。そんなアルハンブラ宮殿の見学が素晴らしい体験となるよう、入場券の種類、購入方法を詳しくご説明いたします。

グラナダの祭り

プログラムは多岐にわたり、それぞれが異なる会場で開催されます。大きな交響楽団のコンサートはカルロス 5 世宮殿、舞踊とバレーはヘネラリフェ庭園の野外劇場、リサイタルはアルハンブラ宮殿のアラヤネスの中庭。午前中のコンサートはグラナダの教会や歴史的建造物で、そしてフラメンコや世界のその他の音楽はアルバラシンの伝統地区やサクロモンテで開催され、毎年30,000 人以上の人々が集まります。

グラナダのタンゴフェスティバル

タンゴのファンやプロはここ数年で何倍にも増えており、タンゴが現代の都市文化において重要な表現の一つとなったことが証明されています。このイベントには50名を超えるアーティストが集い、約15のショーが開催され、ダンス教室や夜のパーティ、街頭でのパフォーマンス、さらにはアーティストとファンの交流といったイベントが同時に開催され、街全体がリズムと情熱に包まれます。

グラナダの聖週間

全部で32の教会の信者たちが参加するグラナダの聖週間には思い出に残る瞬間がいくつもあります。アルバイシン地区、アルハンブラやサクラモンテの丘などには宗教行列や宗教関連の像や彫刻、そして参加する信者たちで溢れ、独特の舞台を作り上げます。聖水曜日の夜には「ジプシーのキリスト」行列があり、サクラモンテの洞窟や住居に灯される巨大な炎によって感動的で壮観なものとなります。対して、聖木曜日には「沈黙のキリスト」の宗教行列が行われ、太鼓の響きだけがその静かさを破っていきます。この時アルバイシンは、ひとつの色とひとつの特別な香りに包まれるのです。一方、聖金曜日の真夜中には最古の宗教行列である「サン・ヘロニモの孤独」が行われ、聖書に書かれる歴史的人物を実際に模した人々が現れ、お祭りをより見ごたえあるも ...

グラナダ国際ジャズフェスティバル

グラナダは、このフェスティバルのおかげでその名が世界の半分に響きわたり、ジャズは、この美しい街のおかげで、毎年秋に恒例となっているイベントが変わらず長年開催され続け、歴史的遺産や美食だけでなく、スペイン国内外の最高のジャズの過去・現在・未来を代表するアーティストが出演する、素晴らしいコンサートを楽しもうとグラナダに足を運ぶジャズファンの間で、常に期待を生み出しています。 アンダルシアきっての美しくシンボル的な劇場のひとつ、イサベル・ラ・カトリカ劇場は、毎年メインプログラムのコンサート会場となっています。しかしこのフェスティバルは、この劇場以外にも、グラナダ市内や都市圏のライブスポットとクラブで70以上のコンサートが繰り広げられます。 ...

グラナダの聖体祭

演劇、サルスエラ、コンサート、展覧会、ショーが街を埋め尽くします。催事会場に設置されるテントは喜びと音楽に包まれ、闘牛場では闘牛関連のイベントが開催されます。

ヘネラリーフェ

スルタンの別荘、そして宮殿へ作物を配給していた場所です。また、貴族たちの憩いの場でもありました。

王室礼拝堂

いまではグラナダでの君主制の影響の象徴に

カサ・デル・チャピス

1932年以降、政府はCSICアラブ研究学校としてこの建物を利用

アルハンブラ博物館

カルロス5世宮殿内にあるアルハンブラ博物館は、スペインのイスラム文明、カリファ王国、ナスル朝芸術を見事に再現しています。

ウエルタ・デ・サン・ビセンテにあるフェデリコ・ガルシア・ロルカ邸博物館

この家で詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカは、もっとも有名な作品のいくつかを執筆しました。

フェデリコ・ガルシア・ロルカセンター

本センターは、フェデリコ・ガルシア・ロルカ財団が擁する作品群の保存と普及を図る中で、現代文化のベンチマークとなるに至りました。

グラナダ美術館

1839年に開館した同美術館は1950年に、アルハンブラ宮殿敷地内にあるカルロス5世宮殿の現在地へと移転しました。

カルトゥハ修道院

当初のプロジェクトでは中世様式で建設する予定でしたが、現在では完全にバロック様式となっています。

神のヨハネス美術館 - ピサ邸

当美術館は、ピサ邸という16世紀の壮麗な宮殿に位置しています。

カルメン・デ・ロス・マルティレス

ロドリゲス・アコスタ財団

アルハンブラ宮殿およびヘネラリフェの庭園

グラナダ科学博物館

科学公園は7万平方メートルにわたる体験型博物館で、慣性、重力やアルキメデスの法則といった自然現象について学ぶことができます。国際的に有名な施設として基盤を確立しています。

アルハンブラ宮殿

アルハンブラ宮殿は、建物と庭園の美しい複合施設です。林は緑が深く、快適な影と涼しさをもたらし、小川を流れる豊富な水によりさらに涼しさが増します。

グラナダ大聖堂

ディエゴ・デ・シロエは、ルネッサンス様式のドームをゴシック様式に結びつける完璧な解決策を見つけました。円形のフロアを教会堂のフロアと結び付けて、当時の建築家から評価されたのです。

エル・バニュエロまたはアラブ式風呂

修復済みで、当時のアラブ式風呂のうち最高のものです。

アルバイシン地区

この通りにはさまざまな民族が住み着き、この地区を興味深い文化のるつぼにしました。

サフラ邸

クアルト・レアル・デ・サント・ドミンゴ

サクロモンテ・ビジターセンター

大自然の中にある一方で、アルハンブラ宮殿のような建造物からも近い場所にあります。

マヌエル・デ・ファリャ邸博物館

この博物館では、素晴らしい作曲家マヌエル・デ・ファリャの記念品や個人的な形見に近づくことができます。

ロス・ティロス生家博物館

この博物館はロス・ティロスの家に設置されています。16世紀にルネッサンス様式で造られたこの建物においては、トロイアの戦士たちを模した彫刻が飾られているファサードがひときわ目を引きます。

グラナダ考古学・民族学博物館

1879年に設置されたこの博物館は、16世紀の宮殿であるカサ・デ・カストリル内にあります。