無原罪の御宿りの祝日

セビージャでは、無原罪の御宿りの日をロス・セイセスの踊りで祝います。ロス・セイセスの踊りとは、ロス・セイセス（聖歌隊の少年たち）が大聖堂の主祭壇画の前で踊る典礼のことで、数世紀の歴史があります。なお、この儀式は年に3回しか行われません。同様に、祝賀の前夜、インマクラダ広場で聖母を讃える歌が演奏されます。この行事を皮切りに、「無原罪の御宿りのオクターバ」が幕を開けます。これにより、祝典はその後8日間にわたり延長され、延長期間中にも伝統的なロス・セイセスの踊りが披露されます。

テヘダのアーモンドの花祭り

カベサダスの儀式

ルーカス・デ・トゥイの「クロニコン・ムンディ」によると、1158年に聖イシドーロがレオンの上に雨を降らせたといいます。そのお礼に、毎年、市議会を代表する市がサン・イシドロ大聖堂に蝋燭と2本の斧を捧げに行きました。カビルドは贈り物を受け取りますが、それが義務であることを明確にしました。この矛盾から、両機関の代表者は弁証法的な戦いを繰り広げることになりました。結局、両者は膠着状態に陥り、話し合い（実態は宴会）は翌年に持ち越されることになりました。

桜の花祭り

天候にもよりますが、通常3月末から4月初めにかけての2週間ほどしか見ることができない貴重な光景です。谷間の山々は桜で真っ白になります。この期間中、渓谷を構成する村々では、展示会、中世の市場、野外ダンス、ハイキング、試食会などが企画されます。バルダスティージャス、トルナバカス、レボジャール、ピオルナル、ナバコンセホ、ヘルテ、エル・トルノ、カサス・デル・カスタニャール、カブレロ、カベスエラ・デル・バジェ、バラードといった村があり、これらはすべてカセレス県に属しています。

エスコバソス

牧畜に起源を持つこの祭りは、ヤギ飼いが下山する際に火のついた箒の明かりのみを頼りにしていた過去を想起させます。こうした松明は、この山岳地帯に多く見られる低木、レダマで作られていました。羊飼いたちは家族や友人に会ったとき、喜びのしるしとして燃えているほうきで挨拶したと言われています。この伝統は今日まで受け継がれており、12月7日には毎晩思い出されます。 日没を迎えると、地元の人々や観光客は、村の通りを明かりと炎で満たしながら「無原罪の御宿り」の宗教行列が到着するのを待ちます。聖母が描かれた旗を信徒会の代表者が掲げ持つ一方、近所の人たちは徒歩で、または馬に乗って、火のついた箒を手に宗教行列の進路を照らし続けます。 ...

レステード（ア・コルーニャ県ボケイション）のフィジョーア祭り

フィジョーアは、ヨーロッパで15世紀以上にわたって作られてきたもので、その材料は小麦粉、水、卵、そして塩です。フィジョーアの詰め物はさまざまで、甘い具もあれば塩味の具もあり、また現在ではグルテンフリーのフィジョーアも存在します。テイスティング、料理教室、仮装コンテスト、音楽パフォーマンス、伝統的な地元のゲームなどが2週間にわたって開催されます。 祭りがクライマックスを迎えるのは四旬節の最初の日曜日です。その日はまず、フィジョーア用の大型の調理機器「フィジョエイラ」に火を入れることから始まります。フィジョエイラを使うと、1時間につき1,500枚超のフィジョーアを焼くことができます。 ...

ヤツメウナギ祭り

数日にわたって、ヤツメウナギをベースにした料理の試食会が開催されます。また、街の通りではバグパイプの音楽が響き、音楽隊も演奏します。ヤツメウナギは筒状の魚でうろこがなく川で繁殖し、海で成長して川に戻ってきます。その釣り上げは1月から4月にかけてこの地域で非常に人気があり、川に掛けられた石の伝統的な建造物「ペスケイラ」で行われます。その飲食の際には通常、地ワインがつきます。

シーフード祭り

この祭りでは、地元の人々によって料理、調達された魚貝類が低価格で提供されます。この地の最高の特産物は、毎年数千人もの人々を呼び寄せ、このイベントを名高いものとし、オ・グロベは「シーフードの天国」とまで呼ばれるようになりました。音楽や地元舞踊、そしてコンクールやスポーツ競技、またはセミナーや展覧会も見逃せません。

5月のマンチェゴ祭り、ペドロ・ムニョス

ペドロ・ムニョスの男女はこのお祭りの間、鮮やかな色の盛装とレース編みをまとい、特に女性たちは「ソロンゴ」と呼ばれる独特の髪型に仕上げます。4月30日の夜にはペドロ・ムニョスの街頭で、村の独身女性それぞれに男性が歌を歌い求婚する伝統を記念する、ロンダ・デ・マヤスを目にすることができます。女性がそれに対応する男性を迎えた場合、家の正面に花鉢の絵を描きました。そうでなければ、ペンキをかけたのです。夜のイベント中には、スーラと呼ばれる典型的な飲み物も振舞われます。 ちょうちんは、演舞の夜に照らすために男性たちが持っていたものを思い出させることから、このお祭りで最重要の別の要素です。実際、最も美しく飾られたちょうちんに賞を授与するコンクールが行われるのです。 ...

ビラフランカ・デル・ペネデスの大祭

カタルーニャ地方のバルセロナにあるビラフランカ・デル・ペネデスの町で、聖フェリックスを称える大祭が開催されます。8月29日、鐘の音が鳴り響き、花火のショーに続いて就任宣言が行われて、祝典が幕を開けます。続いて聖人の宗教行列があり、それと並行して20の自治体の民間伝承グループが参加する数多くのパレード、城や人間の塔の実演が3日間にわたって繰り返し行われます。コンサート、演劇、ダンスをはじめとするストリートパフォーマンスと宗教行事が交互に行われ、9月1日に民間伝承グループのパレードが終わると、待ちに待ったコレフォック（ビラフランカの中心部で行われる大規模な花火のショー）が始まります。締めくくりとして、2日は、特に小さな子供たちが対象とされ、インパクトのある花火大会で幕を閉じます。

イビサの中世祭り

イビサの街は中世へとタイムスリップします。手工芸市、魔法使い、魔女、操り人形、吟遊詩人、道化師、騎士、お姫様、王子様、ドラゴン、鷹狩り、職人たち、当時の食べ物、旧市街地区は中世の姿に変わります。このイベントはプロの俳優やミュージシャンによって行われます。

殉教者サン・ホルヘに捧げた　イスラム教徒とキリスト教との祭り

殉教者サン・ホルヘに捧げたイスラム教徒とキリスト教徒の祭りはバニェーレス・デ・マリオラで毎年4月22日～25日にかけて開催されていますが、これに加えてサン・ホルヘの遺品に捧げられた別のイベントも毎年9月最初の週末に行われます。4月についてはいつとも判らぬ昔から、そして遺品に捧げられたものについては1780年にローマから守護聖人の遺品を受け取って以来開催されています。同じ聖人を記念してイスラム教徒とキリスト教徒の祭りが年2回行われる唯一の町となっています。

ヌエストラ・セニョーラ・デル・ロサリオの祭りクエジャルの牛追い祭り

牛追いは、祭りの中で最も待ち望まれている瞬間です。牛追いは8月の最終日曜日に始まり、5日間続きますが、公式には土曜日の午後にマヨール広場で行われる開会宣言で幕を開けます。朝8時、雄牛たちはクエジャルから3キロ離れたセガ川のほとりにある牛舎を出発します。騎手の一団に導かれ、田園地帯を横切り、松林を抜けて、町の闘牛場に到着します。ルートの途中で、いわゆる「デスカンサデロ」に立ち寄り、アニス酒を飲みながらスイーツをいただきます。その後、雄牛の群れは行程を再開し、9時半頃、雄牛たちの前を走る準備をしたランナーたちが今か今かと待ち構えている村の入り口に到着します。一方、クエジャルでは、人々が待ち時間を音楽とスイーツと伝統舞踊で盛り上げています。祭りが続く数日間は、牛追いのほか、コンサート、子供 ...

5月第1金曜日のお祭り

サン・ホルヘの祭り

お祭りではキリスト教徒によるこの町のレコンキスタを象徴して、イスラム教徒とキリスト教徒の間での争いのような史実と、竜に対するサン・ホルヘの勝利といった伝説が組み合わされます。このお祭りでは街が飾られ、マヨール広場での「竜焼き」や、イスラム教徒とキリスト教徒との戦いの演劇上映が行われます。また、山の聖母聖地への行列、たき火のコンクールや金の鶏探し（街の中に隠されている金の卵2つ）も行われます。

ビルヘン・デ・ラ・ギア祭り

アストゥリアス州のリャネスでは、9月にビルヘン・デ・ラ・ギア（ギアの聖母）を称える守護聖人の祭りが開催されます。このイベントのハイライトは7日目の夜に行われる宗教行列です。伝統的なスペインのマンティーリャ（ショールの一種）をかぶった何百人もの女性が、守護聖人の像に寄り添いながら行程を進んでいきます。こうした宗教的な行事では、若い女性たちが聖母に花の供物（「ラム」と呼ばれます）をお供えします。その一方で男性陣は、細心の注意を払って作られたパンの盛り合わせを運んで行きますが、これは大衆巡礼が始まる直前に公売にかけられます。 ...

アラセリの祭り

この行事は、4月の終わりから数えて2番目の日曜日に、聖堂を守る数々の人たちの肩に担がれて、アラス聖堂からルセナ市中心地までアラセリの聖母の大衆巡礼における降臨から始まります。5月時点ですでに数多くの記念行事が行われます: アラセリの祭りのクイーン選出、パレードや典型的な服装をまとう女性により楽しい雰囲気となった多数の献花、または花火を伴い、サン・マテオ教区の入口まで行われる像の行進です。6月第1日曜日に聖地への昇りの大衆巡礼で、聖母との別れが訪れます。このお祭りに関連して行われるスポーツや文化の活動が、観光オファーを更に彩りあるものにします。

昇天祭り

コンサート、演劇の上演、パレードや数多くの大学生が、この期間中通りを埋め尽くします。この街は素晴らしいお祭りの雰囲気で埋め尽くされ、さらにアミオ見本市会場での馬の展示を含む家畜見本市も行われます。また、美味しい「ガリシア風タコ」を試食でき、カバジェリーア・デ・サンタ・スサーナ地区に主に集中する出店も、このイベントならではのものです。

カディスのカーニバル

カディスのカーニバルは庶民的な”くだけたお祭り”として世界的に有名です。 一般大衆が参加する独創的な楽しいお祭りが、11日間休みなく続きます。 街全体がカーニバルの舞台となり、人が笑い、人を笑わせ、歌って騒いで、楽しく過ごす。 そんなカディスのカーニバルに行ってみようと思うあなた。待望の大人気イベントで、毎年大変混み合いますので、旅の準備は余裕をもってお始めください。

ハランプラス

ハランプラスは、垂れ下がる色とりどりのリボンからなる衣装を身にまとい、2本の角と大きな鼻が付いた円錐形のお面を被った人物です。伝統的には、彼は太鼓を叩きながらピオルナルの通りを練り歩きます。ハランプラスは、牛泥棒の代表として、罰として村を行進します。 かつて、カセレスの北、ヘルテ渓谷の中心に位置するピオルナルの住民は、あらゆる種類の野菜をハランプラスに投げつけていました。現在では、町内会や村人が寄付するカブを参加者が投げています。伝統的な衣装に加えて、打撃を和らげるために鉄の鎧が追加されています。

聖母サルー祭

アルへメシの聖母サルー祭の起源は13世紀に遡り、バレンシア県の中で最もユニークな祭りの一つです。演劇、舞踊、音楽の舞台は、世代から世代へと伝えられる一連の伝統です。また、多くの住民が参加することで有名で、1,400人以上の人々が行進の列をなします。すべて手作業で作られる衣装やアクセサリーは、興味深いものです。 9月7日と8日に行われる３度の宗教行列は特に重要な行事です。行列は、鐘の音をもって始まり、サン・ハイメ教会、マヨール広場、カペーリャ・デ・ラ・トロバリャを巡り歩きます。パレードには、音楽と踊り（舞踊「バストネッツ/bastonets、「パストレテス/pastoretes」、「カルショファcarxofa」「アルケッツarquets」、「リャウラドーレス/llauradores」、 ...

ボカイレントのイスラム教徒とキリスト教徒の祭り

2月の第1週、バレンシアのボカレントでは、町の守護聖人サン・ブラス（聖ブラシウス）に敬意を表してイスラム教徒とキリスト教徒の祭りが行われます。数あるイスラム教徒とキリスト教徒の祭りの中でも、最も古く、かつ最もユニークなもののひとつです。花火をはじめ、パソドブレやコンパルサの音楽、印象的なパレード、宗教行列、けたたましい爆竹の音が、6日間続くこの色彩豊かで見ごたえある祝典を特徴づけています。レントラーの日には、2,000人以上が参加する圧巻の山車パレードを観賞することができます。

ビリェナのイスラム教徒とキリスト教徒の祭り

この祭りには14のコンパルサが参加し、その半分はイスラム教徒側、残りはキリスト教徒側に属しています。彼らは、ビリェナでは「ラ・モレニーカ」と呼ばれているこの聖母に敬意を表して大衆巡礼を行います。こうした祭事は、かつての「ソルダデスカ」（フェリペ2世が組織した地方民兵のことで、礼砲として火縄銃を撃つことでビルヘン・デ・ラス・ビルトゥーデス（愛徳の聖母）をお守りしていた）が、時の流れとともに姿を変えてきたことの結果だといえます。 ...

ビルヘン・デ・エルミターナを称える守護聖人の祭り

カステジョンの沿岸部に位置するペニスコラでは、9月になるとビルヘン・デ・ラ・エルミターナ（エルミターナの聖母）への思いを新たにします。この祭りの最も優れた要素は「ダンセ」です。「ダンセ」とは、この町の守護聖人に対する人々の献身を最大限に表現する舞踊のことです。遠い昔に起源を持つ踊りで、この土地に息づいていた武士や農民の伝統を呼び起こすものです。このショーは、「カステイ」と呼ばれる人間の塔で幕を閉じます。祭りの最後の数日間には、イスラム教徒とキリスト教徒のパレードが行われ、ペニスコラの通りはさまざまな色で満たされます。 ...