開花した桜のなかを自転車で走り抜ける旅行者、リェイダ県、カタルーニャ州

リェイダ県の見どころ

Lleida

年間を通していつ訪れても、リェイダ県には魅力的なプランがあり、モニュメントや隠れた場所を見つけることができます。その自然の美しさに加え、スキー、マウンテンバイク、トレッキング等の様々なマウンテンスポーツを楽しむのに最適な場所として知られています。街自体にもその周辺にも様々な見どころがあります。何を選ぼうか迷ってしまうかもしれません。いつ訪れますか?

リェイダ

この街の歴史は紀元前4世紀までさかのぼります。イベリア人が、セグレ川の近くにあるこの場所に定住することの利点を発見したのです。それ以来、多くの文明が足跡を残していきました。リェイダの旧大聖堂(セウ・ベジャ)は、13世紀、かつてイスラム教のモスクがあった場所に建設が開始されました。この大聖堂は街の象徴であり、最も高い地点に位置しているため、街のどこからでも眺めることができます。同時期に、テンプル騎士団によってガルデニ城が建てられました。これらの中世の建築物は、17世紀から18世紀にかけて軍事要塞になりました。アラブ起源の王の城(ラ・スダ)では、13世紀にジャウマ1世が統治していた時代までさかのぼることができます。 歴史地区を散策すると、そこにはモデルニスモ時代の建物が今でも保存されているのがわかります。また、パエリアと呼ばれる市庁舎もあります。さらに、ラ・ミチャナ公園で川岸に沿って散歩することもできます。 

リェイダ、カタルーニャ州

タレガ

タレガはリェイダの街近郊にあります。散策、そして休息をとるのに最適な街でしょう。サン・エロイ公園を散歩したり、サンタ・マリア・デル・アルバ教会の壁を飾る素晴らしい絵画を鑑賞したりすることができます。歴史地区に中世の影響を垣間見ることができるでしょう。城をはじめとして、サン・アントニ教会や改築された13世紀の病院などがあります。それでも、この町が名を馳せている最大の理由は、毎年9月に開催される野外演劇祭フィラ・タレガにあります。 

タレガの演劇祭、カタルーニャ州

パネジャス

パネジャスはタレガから約24㎞のところにあります。村自体が一つの芸術です。家々の壁がグラフィティで塗られており、真のアーバンアート美術館となっています。表現のテーマは、田舎の環境とこの地域の自然の要素に関連したものです。毎年開催されるフェスティバルには地元やヨーロッパのアーティストが参加します。 

パネジャスの壁画アート、カタルーニャ州

ラ・セウ・ドゥルジェイ

リェイダ県の北部に位置します。バリラ川とセグレ川の間にあり、ピレネー山脈にほど近いカディ山脈の隣にあります。中世カタルーニャの最も重要な町の一つで、カタルーニャで唯一現存しているロマネスク様式の大聖堂サンタ・マリア大聖堂(12世紀)が代表的です。近くにはラ・セウ・ドゥルジェイ大聖堂主教区博物館があります。ここでは、様々な美術品を通してこの時代についてさらによく知ることができます。ほかにはカサ・デ・ラ・シウダッド(市庁舎)や公会議神学校(19世紀)などが見どころです。 

ラ・セウ・ドゥルジェイ、カタルーニャ州

ビエリャ

カタルーニャ州北部、アラゴン州の近くに位置するアラン渓谷のなかにあります。町を取り囲む高い山々のおかげで独特な美しさをたたえています。聖ミケウ教会には13世紀のミッジ・アランのキリストがあります。上半身と頭部のみが保存されている木彫りの彫刻です。  ルートをしっかりメモしたら…、後は楽しむだけです。 

ビエリャ、カタルーニャ州
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