「ボルヌエボの粘土質の地層」とは
その名は、この地層を構成している粘土に由来しています。この粘土は一種の砂粘土であり、陶器などの工芸品の原料として伝統的に使用されてきたものです。 砂の粒子が非常に細かいため、何千年もの時間をかけて、海と砂と風の浸食によってこの地層が形作られてきました。この特殊なモニュメントが海岸地域の真ん中に位置し、強力な風や波に直接さらされているのですから、浸食具合もなおさらです。しかも、ボルヌエボの粘土質の地層は、ある魅力的な舞台へと続く最高の垂れ幕の役割を果たしています。その舞台とはボルヌエボ・ビーチ。何百万年もの昔には、こうした粘土質の地層は海中に隠されていました。ところが、何世紀もかけて徐々に海面が低下していった結果、こうした地層が露出し、風をはじめとする数々の自然現象の影響をもろに被ることで奇岩が形作られていきました。そのため、シウダー・エンカンターダにあるマッシュルーム形のこうした岩は、常に絶え間なく変化しています。