ラ・マンチャ・ウメダ生物圏保護区
カスティージャ・ラ・マンチャの中心部
1980年からタブラス・デ・ダイミエル国立公園、ラグーナス・デ・ルイデラ自然公園、および両方の保護地域間の移行ゾーンは、世界生物圏保護区となっています。さらにユネスコは2014年に保護地域を拡大し、「ラ・マンチャ・ウメダ」は40万ヘクタールを超える広さとなりました。
この世界生物圏保護区は、カスティージャ・ラ・マンチャの中心部を占め、タブラス・デ・ダイミエルとラグーナス・デ・ルイデラの2つの保護地域が中心になっています。どちらの公園にも、ラムサール条約により鳥類特別保護地区(SPA)と国際的に重要な湿地の称号が与えられています。タブラス・デ・ダイミエルは、グアディアナ川とヒグエラ川の間にある湿地帯にあり、多くの水鳥にとって最高の生息地となっています。一部の島(パン、アルヘシラス、アモス等)はアシ、イグサ、ガマといった湿地の水生植物に囲まれています。唯一の木はギョリュウです。アビ、カモ、サギ、チョウゲンボウは、他の多くの種の中でもイタチやカワウソ、多くの両生類とこの地を共有しています。また、ラグーナス・デ・ルイデラはグアディアナ渓谷の上流にまで及んでいます。これらの天然ダムには、興味深い植物群と多数の鳥が生息しており、その中でもアヒルが特に目を引きます。これらの水が繰り広げる景色は、滝や地下への浸透を通じて相互に繋がり、高い価値を持つ貴重な環境を作り出しています。周辺にはカシと白ビャクシンが広がりますが、湿気が増えるにつれ、ニレとポプラが見えてきます。湿地の周りには、アシ、イグサ、ガマや畑が広がっています。湿度の高いエリアの主な鳥類はマガモ、オオバン、コガモで、地中海の森にはウサギ、コキジバト、ヤマウズラ、キツネが多く生息しています。一番多く目につく魚がニゴイです。
ラ・マンチャ・ウメダ生物圏保護区
カスティージャ-ラ・マンチャ
シウダ・レアル (カスティージャ-ラ・マンチャ):
- Daimiel
- Ruidera
Activa JS
知っておくべきこと
-
文化情報
カスティージャ・ラ・マンチャでは、これらの印象的な景色を通じて伝統的な集落の数々を目にすることができます。訪れた際は、アルマグロ、バルデペニャス、ビジャヌエバ・デ・ロス・インファンテス、オッサ・デ・モンティエル、アルカサル・デ・サン・ファンといった場所は絶対に外せません。
-
環境情報
マンチャ・ウメダはイベリア半島の主要な湿地帯となっており、季節性の鳥や定住性の鳥等、幅広い鳥相を誇ります。
-
観光情報
タブラス・デ・ダイミエル国立公園シウダ・レアルから国道N-420を使うか、マンサナーレスから国道N-430を使い、ダイミエルに行くことができます。ダイミエルからアスファルトの道を11キロメートルほど進むと、ラス・タブラス・デ・ダイミエルのインフォメーションセンターに到着します。ラス・ラグーナス・デ・ルイデラへのアクセスシウダ・レアルから: N-IVでマンサナーレスまで進み、その後、国道N-430でメンブリージャ、ラ・ソラナ、アランブラ、ルイデラと進みます。アルバセテから:国道N-430でバラクス、ムネラ、ソトゥエラモス、オッサ・デ・モンティエル、ルイデラと進みます。