ワイルドライフ・スペイン:スペインの自然に隠された秘密を探る
あなたは自然愛好家ですか?あなたは山や海、森や野生動物に情熱を持っていますか?スペインは欧州連合加盟国の中でもっとも生物多様性の高い国です。13種類の気候があり、またヨーロッパ大陸にいる現生種のうち、54%がこの国に生息しています。そうした種の中には、スペインオオヤマネコやイベリアカタシロワシのように、イベリア半島固有の動物も含まれています。こうした条件を活かして、「カンタブリア山脈でヒグマの足跡をたどるツアー」「ドニャーナでオオヤマネコを探すサファリ」「クジラ類や渡り鳥を観察する船のルート」「星や蛾に囲まれて夜を楽しむプラン」などを提供している団体があります。それがワイルドライフ・スペイン協会です。国内の複数の専門会社と九つの州で構成されたこの協会は、スペインの貴重な自然を紹介するとともに、そうした自然環境の保護に貢献することを目的としています。ぜひ実践してください。多くのオプションがあります。
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イベリアの動物相:「大型動物」の足跡をたどって
オオヤマネコ、オオカミ、ヒグマなどのイベリア動物相の「大型」哺乳類を自由に観察するのは簡単ではありません。ただし、ワイルドライフ・スペインのエキスパートが同行するのであれば、その経験は忘れられないものになるでしょう。アストゥリアス州にあるソミエド自然公園では、オークとブナが生い茂る森が、ある動物の避難場所となっています。その動物とは最後のクマ 。クレブラ山脈(カスティージャ・イ・レオン州サモラ県)では、今日でも猛々しいオオカミの遠吠えを聞くことができます。また、スペイン北部のカスティージャ・イ・レオン州からカンタブリア州にかけては、ヨーロッパバイソンの新しい群れが半野生の環境下で暮らしている様子を観察できます。この地域を訪問したなら、ついでにその足で、世界的に有名なアルタミラの洞窟画を鑑賞するのもよいでしょう。この洞窟では1万4000年前、それと似たような洞窟画がいくつも描かれました。アンダルシア州には、欧州連合域内有数の自然地帯であるドニャーナ国立公園があります。世界で最も希少な猫の一つであるイベリアオオヤマネコと、それを見つけるために「サファリ」が提供されます。別の選択肢としては、9日間のツアーに参加し、いわゆる「五大動物」(クマ、オオカミ、オオヤマネコ、イベリアカタシロワシ、クロハゲワシ)をスペイン各地で観察するという方法もあります。
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バードウォッチング:望遠鏡を使って得られる感動
ワイルドライフ スペインでは、空の王たちに関する他のより具体的なツアーも提供しています。スペインにはヨーロッパで鳥類学を実践するのに最適な場所がいくつもあるため、こうしたツアーは鳥類学愛好家にとってはまたとない機会です。ピコス デ エウロパでは、イヌワシ、フトアゴヒゲワシ、ウォールクリーパーの美しい飛翔を見ることができます。サントーニャ、ビクトリア、ジョイエルの湿地 では、水鳥観察専用の小型ボートでのツアーに参加できます。特に冬季になると、この湿気の多い地域には、さまざまな種の個体が最大2万羽ほど集結します。アビ属もいれば、多種多様なアヒルやサギもいます。
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徒歩、四輪駆動車、バン、ヨットで
こうした企画旅行(エージェントツアー)は動物観察を目的としたものに限りません。なかにはルートをたどること自体に焦点を当てたものもあります。ハイキングを少しだけ楽しんでみませんか。カタルーニャ州のモンセラート山脈では、ハイキングのほかにも、長い歴史的を誇る修道院を訪問できます。エブロ川デルタ地帯(カタルーニャ州)の水田の周囲を散策し、神秘的なフラミンゴを探してみるのもおすすめです。一方、四輪駆動車でモンフラグェ国立公園を巡ることもできます。エクストレマドゥーラ州にあるこの国立公園では、希少な地中海性森林が今でも生い茂っています。また、陸路以外のルートもあります。遊覧船に乗ってジブラルタル海峡のクジラ類を観察したり、海洋学者が同行するシエス諸島でのセーリングツアーに参加したりするオプションも用意されています。島といえば、カナリア諸島ではラ・ゴメラ島の神秘的な照葉樹林に分け入ることも、またこのラ・ゴメラ島に加え、隣接するテネリフェ島の火山を1週間かけて周遊することもできます。
インスピレーションを得るプラン