家族旅行：子連れ旅行に最適なスペインの都市型観光地
次の休暇の旅行先として、家族で楽しめる都市型観光地をお探しですか？本稿でご紹介するさまざまなアイデアは、誰の目にも魅力的なものに映ることでしょう。お子さんに、世界有数の驚くべきアクアパークや遊園地に行けることを伝えれば、彼らはきっと、こうした都市への旅行を今か今かと待ちわびるようになるはずです。
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バルセロナとポルトアベントゥーラ
カタルーニャ地域を旅行するなら、小さな子どもたちが大喜びするような、ある組み合わせを選ぶことをおすすめします。その組み合わせとは、バルセロナで数日間を過ごし、そのついでに、そこから100キロメートルほど離れたポルトアベントゥーラ・ワールドまで小旅行に行く、というものです。バルセロナからポルトアベントゥーラまでは、車やバス（バス乗車券と入園料がパックになった10%割引プランがあります）、または電車（入園チケットの提示で乗車券が無料になります）を利用して簡単にアクセスできます。バルセロナ滞在中は無数の選択肢があります。スペイン村（スペインを象徴する街角の数々を再現した場所）を見て回る、ティビダボ山にある遊園地に行く、グエル公園やカサ・バトリョなど、ガウディの設計による、まるでおとぎ話から飛び出てきたような場所に入る、といったオプションが用意されています。休暇のクライマックスを飾るのが、ポルトアベントゥーラに行くプランです。そこには遊園地があり、「フリウス・バコ」という名の有名なジェットコースターをはじめ、数々の驚くべきアトラクションが設置されているほか、「フェラーリ・ランド」と呼ばれるテーマパークと「カリベ・アクアティック・パーク」と呼ばれるアクアパークも併設されています。このエリアに長めに滞在しようとお考えなら、複合施設であるポルトアベントゥーラには複数のホテルやビーチクラブ（ビーチに直接つながっています）もあることを覚えておいてください。小さな子どもたちにとって最高の休暇になるはずです！
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バレンシアと芸術科学都市
都市の中に都市がある？バレンシアのこの有名な一角は未来主義的な形状をした一連の建物で構成されています。これらの建物はサンティアゴ・カラトラバの設計によるもので、このエリアのいちばんの魅力となっています。実は、科学と文化の総合レジャー施設というのがその正体で、家族連れにはぴったりの場所です。見どころは？3Dシネマを導入しているエミスフェリック、科学博物館、芸術劇場、ウンブラクレ庭園、そして「王冠の宝石」の異名をもつオセアノグラフィックです。オセアノグラフィックはヨーロッパ最大の水族館です。この水族館を訪れることは間違いなくすばらしい経験になるでしょう。水中レストランで食事をしたり、ヨーロッパでもここにしかいないシロイルカを見たり、サメがたくさん泳ぐ中、とても長い水中トンネルに沿って歩いたりと、夢のようなひとときを過ごせます。この複合施設を端から端まで味わいたいなら、少なくとも丸一日は確保しておくことをおすすめします。バレンシアでは、バイオパークに行ったり、アルブフェラを夕暮れどきにボートで散策したりと、さまざまな計画を立てることができるため、芸術科学都市を訪問する日以外も存分に楽しむことができます。
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アルメリア県のオアシス・ミニハリウッド
西部劇並みの冒険に出かける準備は万端ですか？西部開拓時代の本物のカウボーイになったような気分を味わいたいなら、必要なのは、静かな街アルメリアへの旅行を計画することだけです。なぜなら、そこから車で30分もかからない場所にオアシス・ミニハリウッドという名のテーマパークがあるからです。具体的な所在地は、ヨーロッパ唯一の砂漠地帯が広がるタベルナスという場所です。ここは、『アラビアのロレンス』『続・夕陽のガンマン』『夕陽のガンマン』『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』といった映画のロケ地として使用されたため、非常に特別な場所といえます。 オアシス・ミニハリウッドでは現在、フレンチカンカンや西部劇ショーなどの公演が行われています。映画博物館のほか、800体を超える動物が生息する広大な動物保護区を見学することもできます。お子さんが、赤い肌をした先住民そっくりの仮装をしている様子を想像してみてください。
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テルエルのディノポリス
地球上に恐竜が生息していた時代へとタイムスリップする。このエクスペリエンスを味わうにはテルエルの街への旅行を計画するだけで十分です。そこには、恐竜に特化した大規模なテーマパークであるディノポリスがあります。この特別な場所で楽しめるものとは？ヨーロッパ最大の恐竜の骨が展示されている古生物学博物館をはじめ、迫力あるティラノサウルス・レックスの動くレプリカ、特別な車両に乗ってビッグバンまでさかのぼる旅、「ジュラ紀の海」がテーマのツアー、4Dシミュレーション、ミニ遊園地などが用意されています。小さくて小洒落たテルエルの街に戻ったら、観光列車（冬季は週末のみ運行）に乗って街を探索したり、中世の愛の伝説のなかでも特に重要なものとされる、ディエゴとイサベルが主人公の『テルエルの恋人たち』について家族そろって学んだりすることができます。
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マドリード、および多数あるレジャーの選択肢
今回のリストにこの国の首都を掲載しないなどありえません。あまりにも多くの選択肢があるため、この街では子ども向けのプランだけで数日間の予定を埋めることもできるほどです。スリル満点のジェットコースターがお望みなら、遊園地やワーナー・パーク（公共交通機関だけを利用してアクセス可能）で一日中、楽しむことができます。動物と触れ合うプランがお好みなら、動物園・水族館やファウニアをきっと気に入ってもらえるはずです。暑い季節にアクアパークをお探しなら、アクオポリス・ビジャヌエバやワーナー・ビーチなど複数の選択肢があります。美術館・博物館のプランのほうがお好みですか？それならば、古典的な美術館・博物館だけでなく「新世代」のミュージアムも多数見つかります。新世代のミュージアムでは、新しいテクノロジーのおかげで驚くべき双方向型の体験ができるようになっています。そうしたミュージアムとしては「ノマド・イマーシブ・ミュージアム」「イリュージョン・ミュージアム」「ハピネス・ミュージアム」「スイート・スペース・ミュージアム」などがあります。また、首都マドリードで開催されている小さな子ども向けのミュージカルを見に行ったり、美しいエル・レティーロ公園で人形劇を楽しんだりすることができるほか、子ども用の大きさで作られた都市ミクロポリックスを訪れることさえ可能です。
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ドノスティア＝サン・セバスティアンと「ベル・エポック」の雰囲気
バスク州の海岸にあるこの街を訪れると、その美しさに心奪われてしまいます。街歩きをするだけでなく、さまざまな楽しいプランを立てることもできます。まずは、1912年製のケーブルカーに乗ってイゲルド山遊園地まで登っていきましょう。この場所にはベル・エポックの雰囲気が漂う独特の魅力があります。園内のアトラクションには20世紀初頭の真髄といえるものが残されており、また、そこから眺めるラ・コンチャ湾の景色は壮観です。 そのほかにも、改修され生まれ変わった水族館に入場することもできます。館内では360度のアクリル製トンネルが水中に吊り下げられており、その周囲をサメやオニイトマキエイが泳いでいます。一方、科学実験に参加することもできます。場所はエウレカ！科学博物館で、そこにはデジタルプラネタリウム、レゴブロックの展示室、MAXFLIGHT社製の飛行機操縦室を通じてシミュレーションを体験するコーナーなどがあります。
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サンタンデールとカバルセノ
カンタブリア州にあるこの街のラ・マグダレーナ半島を散歩すると、喜びを感じずにはいられません。ラ・マグダレーナ宮殿や海の景色を眺められるだけでなく、子どもたちは海洋公園や公園内のキッズパークに大喜びすることでしょう。市街地では、カンタブリア海洋博物館や併設の立派な水族館を訪れるプランや、世界有数の美しい湾とされるサンタンデール湾を典型的なボートに乗って巡るプランに興味を引かれることでしょう。サンタンデールから車でわずか25分のところにはカバルセノ自然公園があります。この広大な屋外空間では、世界中から集められた150種ほどの動物が半野生の環境で暮らしています。忘れられない体験になるでしょう。
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セビージャ？それとも惑星ナブー？
セビージャのスペイン広場を歩いていると、そう思わずにはいられません。なぜなら、ここは世界でもっとも美しい広場のひとつであるだけでなく、映画『スター・ウォーズ エピソード2／クローンの攻撃』のロケ地としても使用された場所であるためです。アミダラ女王（ナタリー・ポートマン）、アナキン・スカイウォーカー（ヘイデン・クリステンセン）、R2D2などの役になりきることも、小さなボートを漕ぐことも、この広場や隣接するマリア・ルイサ公園を馬車に乗って見て回ることもできます。しかも、お楽しみはここで終わりません。セビージャにはイスラ・マヒカもあるからです。イスラ・マヒカは国内でも特に興味深いテーマパークですが、それはアメリカ大陸発見が舞台になっているためです。その他のプラン？セビージャ水族館は期待を裏切らない場所で、グアダルキビール川の観光クルーズもまた、すべての人を満足させます。
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ブルゴスで先史時代にどっぷり浸かる
地球上に残された、人類の起源に関するあらゆる秘密を解き明かしたいと思うなら、この街の人類進化博物館を訪れないわけにはいきません。この現代的な建物の内部では、有名なアタプエルカ遺跡の出土品を観賞することができます。120万年前の人類の遺骨も保存されていることから、この遺跡は世界でもっとも重要な遺跡のひとつに数えられているほか、一般公開も行われています。このエクスペリエンスを補強するには、パレオリティコ・ビボの中を四輪駆動車に乗って狩猟旅行して回るのがおすすめです。ここでは、先史時代にどっぷりと浸かったうえで、1万年前のヨーロッパに生息していた動物の一部に会うこともできます。また、ブルゴス市の隣にはエスペランサ鉱山もあります。この鉱山では、古い坑道を通って地球の奥深くへと旅することができます。
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家族旅行認定証
スペインには、都市型観光地にこの認定証が貼られている場所が3か所あります。こうした場所では家族向けのサービスが数多く提供されています。1か所めはマラガです。この街が提供する、さまざまなレジャーの選択肢のひとつに「OXOビデオゲーム・ミュージアム」があります。2か所めはセゴビアです。一例として、この街ではティティリムンディ国際人形劇フェスティバルが5月に開催されます。そして3か所めはパレンシアです。この街の近くでは興味深いエクスカーションを数多く楽しむことができます。たとえば、カスティージャ運河（18世紀の土木工事の傑作）でボートに乗る、古代ローマの大邸宅「ラ・オルメダ」を訪問する、ビソン・ボナススを見学する、といった体験ができます。ビソン・ボナススとはヨーロッパバイソンの保護区のことで、そこではこの動物を間近で観察することができます。
インスピレーションを得るプラン
