芸術科学都市

バレンシア市内に、ヨーロッパで最大級の科学・文化普及複合施設があります。エミスフェリックやオセアノグラフィックといった素晴らしい建造物で構成されており、その前衛的な建築、有名なサンティアゴ・カラトラバとフェリックス・カンデラの作品で際立った存在となっています。

バレンシアの芸術科学都市は、トゥリア川のかつての川床沿いほぼ2キロメートルの長さに展開しています。同都市は、主に六つの施設から構成されています。それぞれ、エミスフェリック（デジタルプロジェクションを観賞できるIMAXシネマ）、ウンブラクレ（庭園のある美しい展望台）、科学博物館（多数のアクティビティを開催）、オセアノグラフィック（650種、2万個体を超える生物が生息するヨーロッパ最大の水族館）、芸術劇場（オペラ、舞踊、交響楽団のコンサートをはじめとする、さまざまな演奏会に使用）、アゴラ（コンサートや複数のアクティビティが開催される多機能スペース）となっています。この複合施設を構成するさまざまなセンターで、科学、テクノロジー、自然、芸術に関連する会議、展覧会、動画上映、ガイドツアー、ワークショップが開催されており、すべてが、多多種多様な一般市民の好奇心と学習を刺激するように設計されています。