
ロス・アルコルノカレス自然公園
壮大なコルクガシの森
グラサレマ山脈とタリファ岬の間には中程度の高さの山脈(範囲としては、タリファ付近にある海抜数百メートルのものから、海抜1,091メートルのアルヒベの峰まで)が連なっており、その山奥に、イベリア半島で最大の規模を誇る「コルクガシの王国」が広がっています。
起伏のそれほど多くない土地ではあるものの、南側のエリアには、「カヌート(筒)」と呼ばれる河川から生まれた狭い谷があります。第三紀の植物の遺体が残る、ヨーロッパでも極めて珍しい場所です。コルクガシだけでなく、アンダルシアオークなどの種が貴重な森を形成しており、森ではさらに、ツツジ、野生のオリーブ、トネリコ、イナゴマメ、チャボトウジュロなどの種が生育しています。標高300メートルから900メートルの間に、「コルクガシの王国」へと姿を変えた区域が見つかります。そこにはイベリア半島で最も重要な地層が存在するほか、ヒース、ロックローズ、ギョリュウモドキ、エニシダ、セイヨウシナノキ、クロウメモドキなどが混在しています。こうした茂みは、原始的な地中海性森林に特有の、もっともすぐれた、そしてもっとも広大な側面のひとつです。動物相も同じく多種多様で(脊椎動物は250種に上ります)、哺乳類の代表(マングース、ノロジカ、ジェネット、カワウソ、ヤマネコ、シカ、イノシシなど)に加えて猛禽類の代表(ヒメクマタカ、チュウヒワシ、ボネリークマタカ、エジプトハゲワシ、ワシミミズク)も豊富です。中でも、シロエリハゲワシの大きなコロニーは際立っています。
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ロス・アルコルノカレス自然公園
カディス (アンダルシア)
マラガ (アンダルシア)
カディス (アンダルシア):
- Alcalá de los Gazules
- Algar
- Algeciras
- Arcos de la Frontera
- Barrios, Los
- Benalup-Casas Viejas
- Benaocaz
- Bosque, El
- Castellar de la Frontera
- Jerez de la Frontera
- Jimena de la Frontera
- Medina-Sidonia
- Prado del Rey
- San José del Valle
- Tarifa
- Ubrique
- Cortes de la Frontera
マラガ (アンダルシア):
Carretera de Alcalá de los Gazules a Benalup-Casas Viejas (A-2228), km 1
11180 Alcalá de los Gazules, カディス (アンダルシア)
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知っておくべきこと
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文化情報
この公園に隣接する市町村では、数多くの芸術遺産や史跡遺産の例に触れることができます。そのため、公園の郊外には、ウブリケ、コルテス・デ・ラ・フロンテーラ、ロス・バリオス、アルカラ・デ・ロス・ガスレス、アルガールなど、南アンダルシアの典型的な白い村々が数多くあります。同様に、9年ごとに行われる、コルクの採取にまつわる文化や伝統も注目に値します。実際、スペイン国内のコルク生産量の30%がこの自然地帯で収穫されたものです。
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環境情報
公園には主に3つの生態学的価値があります。まず、連綿と続く山脈を中心とした風光明媚な眺めがあること。次に、豊かな動植物に恵まれていること。そして最後に、他では見られない要素として、イベリア半島最大のコルクガシの森があることです。この森は同時に、世界でも有数の貴重なコルクガシの森とされていますが、その理由は、この自然公園のコルクガシの集まりが、知られているものの中でもっともすぐれた保存状態を誇ることにあります。
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観光情報
公園内には標識付きの遊歩道と家畜の通路が整備されています。ビジターセンターでお問い合わせください。
インスピレーションを得るプラン