サン・ヘロニモ・エル・レアル教会

カトリック両王が15世紀末に、サン・ヘロニモ修道院と併設の宮殿の建設を命じました。当時はマドリードの郊外に位置しており、隠遁と休息の地域として両王はこの場所を選んだのです。この寺院は歴史上、数多くの改築や改修を受けてきました。ナポレオン軍に対する独立戦争後、実質上廃墟になってしまいました。このため19世紀に、ネオゴシック様式の修復が数多く行われました。内部には、ベンリウレやフアン・パスカル・デ・メナの彫刻といった、貴重な芸術的価値のある作品がいくつかあります。