タラベラ・デ・ラ・レイナ とエル・プエンテ・デル・アルソビスポ (いずれもトレド県) では、今でも家庭用、装飾用、建築用の陶器を製造する職人の共同体が存在しています。その作業の最も重要な点であり、これにより、この認定を得ることができたのは、製造・装飾・施釉の工程のかなりの部分が、今でも、すでに16世紀に行われていた工程とまったく同じであるという点です。事実、陶工や陶芸家の親方たちは、その知識を次世代に口承で伝えてきました。各工房には独自のアイデンティティがあるのを確かめていくのも楽しいでしょう。陶芸品の型式、色、または釉の特定の詳細にアイデンティティが見て取れ、常にまたとない唯一の特徴を備えています。
Toledo
5世紀の歴史を誇る伝統技法は、ユネスコの無形文化遺産に登録されていて、この技法を用いて、これらのスペインの町だけでなく、メキシコの二都市でもタラベラ焼きの陶器が製造されています。スペインに行き、この見事な作品が作られる様子をその目で見て、お土産に一つ持って帰りたい?
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タラベラ・デ・ラ・レイナとエル・プエンテ・デル・アルソビスポの見どころ
日々絶えず刷新を続ける、この伝統的な職業についてもっと深く知りたい場合、この二つの町を訪れる価値は十分あります。これらの素晴らしい陶芸品を見ることができます。また、そこに暮らす人たちにとって、陶器は、ひとつの生き方となっていることが分かることでしょう。タラベラ・デ・ラ・レイナでは、ルイス・デ・ルナ陶器博物館を見学できます。この博物館は、陶器の製造により、16世から17世紀にかけてこの町が経験した繁栄を振り返ることをねらいとしています。また、まさに歴史地区には、職人達の中庭 パティオ・デ・ロス・アルテサノス もあり、さまざまな工房の鍛造品や陶器の制作工程を見ることができます。
他にも、市内を散歩する際には、プラド庭園とヌエストラ・セニョーラ・デル・プラド教会堂の陶器による鮮やかな装飾は見逃せません。一方、エル・プエンテ・デル・アルソビスポには、陶器ビジターセンターがあります。ここには、陶器工房の典型的な中庭が再現され、体験型のワークショップやスペインの異なる自治州で作られる陶器の展示もあります。
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