コンサートで歌うロサリア

カマロンからロサリアまで、現代のスペインのフラメンコについて何をご存知ですか?

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最も知られたスペインの芸術表現のひとつがフラメンコです。.フラメンコがいつ誕生したのかについて、正確なことは分かっていませんが、その遺産が進化し続け今でも人気があるのは、フラメンコを踊り、歌い続けているアーティストたちのおかげです。スペインの音楽業界には、最も伝統的なフラメンコに忠実なアーティストもいれば、ジャンルを融合するアーティストもいます。 

ホセ・メルセは、もっとも純粋かつ古典的なフラメンコ音楽を代表するアーティストの一人です。彼はカディス 出身のカンタオールで、幼少期からタブラオに足しげく通い、そこで歌い始めて13歳で最初のアルバムをレコーディングをしました。 伝統に忠実で、かつ、幼少期から身に着けてきた音楽を表現するコルドバ出身の新星、マリア・ホセ・ジェルゴは、その歌でめきめきと頭角を現しています。

フアニート・マカンデはアンダーグラウンドフラメンコを取り入れたアーティストです。これはフラメンコの最も純粋な本質の部分とファンクやジャズを融合させた音楽のことで、彼の作曲したテーマが評価され、国内の様々なフェスティバルに参加するようになりました。 フラメンコと他のジャンルの音楽を組み合わせるアーティストには、デジャフエンテがいます。彼は、曲の中でラップとトラップを完璧に組み合わせており、自身の作品を指して「時代を超越したフォーク」音楽と定義しています。彼はトレンドのアーティストたちと親交があるため、そこから面白いアイディアを生み出しています。

Juanito Makandé

よく話題になっている女性アーティストはロサリアです。カタルーニャ出身の若い彼女は、フラメンコを知らなかった世界の国々や、フラメンコを毛嫌いしていた新しい世代にこのジャンルを紹介し、国際的に有名になりました。パコ・デ・ルシア、エンリケ・モレンテ、カマロン・デ・ラ・イスラの後継者である新世代のアーティストたちが、フラメンコに革命を起こしつつあります。スペインでは、あちこちのタブラオで、あるいは最もフラメンコとゆかりが深いエリアであるアンダルシアを訪れることで、その真髄を感じていただけます。 

カタルーニャ州バルセロナのソナーフェスティバルでパフォーマンスするロサリア
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