
リエンクレス砂丘・ケブラーダ海岸自然公園

カンタブリア海の砂丘と岩
スペイン北部沿岸地域で最大級の砂丘群であり、動植物も豊富に生息・生育しています。
この公園には、カンタブリア海岸で最も重要な砂丘地帯の1つに加え、周囲の海岸、コスタ ケブラーダ ジオパークの一部、近くの小島、パス川の河口、トリオ山の一部も含まれます。その結果、さまざまな要素が組み合わされた、魅力あふれる独特な空間が広がっているのです。そうした要素としては、風景、地質、植物、動物などが挙げられます。砂丘は当初、この自然公園の大部分を占めていたものの、公園の拡張に伴い、現在ではパス川の河口の左端、モグロの深い入り江といくつかの隣接するビーチによって隔たれた半島地域に位置しています。これらの砂山は、この地で20世紀中盤に行われたカイガンマツ(フランスカイガンショウ)の再植樹により次第に固定されていきました。こうした砂丘や三角江には、ハジロコチドリ、ハマシギ、ダイセン、チュウシャクシギなど、多種多様な水鳥が暮らしています。この空間が移動ルートにおける休息地となっているためです。また、トカゲ、ヘビ、そしてサンバガエルやこの地域の在来種である3種類のイモリといった両生類が生息する貴重な保護区も目にすることができます。2025年にユネスコ世界ジオパークに認定されたケブラーダ海岸の一部について言えば、この海岸線は先に述べたモグロの深い入り江まで続いており、息をのむような景観を誇るだけでなく、本格的な屋外実験室として実際にその地質をじっくり観察できる場所であるとともに、貴重な海鳥のコロニーの生息地でもあります。
リエンクレス砂丘・ケブラーダ海岸自然公園
カンタブリア (カンタブリア)
カンタブリア (カンタブリア):
- Miengo
- Piélagos
- Santa Cruz de Bezana
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知っておくべきこと
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文化情報
カンタブリア海全体やその村々を通じて、幅広く豊かな芸術面および文化面での遺産が見られます。たとえば、カンタブリア州の美しい州都サンタンデールは砂丘から20キロメートル未満の距離にありますが、それでもこの砂丘は、公園内では同市からもっとも遠くに位置するエリアです。
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環境情報
リエンクレス砂丘はパス川(リア・デ・モグロ)の河口に位置し、カンタブリア海岸で最も生態学的に興味深い場所の1つです。これに加えて、ユネスコによって世界的に認められたカンタブリア断崖海岸の一部があります。
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観光情報
道路CA-231号線がこの海岸全体と平行して走っており、そこから分岐する道を利用することで、崖の主要スポットやリエンクレス砂丘自体に行くことができます。後者に行く場合は、前述のCA-231号線からCA-305号線に入り、海に向かって6キロメートル進みます。同ジオパークの中央事務所は、サンタ・クルス・デ・ベサーナ市ソト・デ・ラ・マリーナ地区(郵便番号39110)のマルケス・デ・バルデシージャ通りにあります。