イルエラス渓谷自然保護区

カスティージャ・イ・レオン州にあるグレドス山脈の最東部にあり、ここではイルエラ川など数多くの清流や、多様な動植物のある美しい森を目にすることができます。植物相においては、樹齢数百年におよぶヨーロッパクロマツやオニマツが際立っています。そして動物相においては、カスティージャ・イ・レオン州に典型的なクロハゲワシやイベリアカタシロワシが挙げられます。鳥類特別保護区にも指定されている自然保護区の境界部で見学者は、1,950mの高さのエスクーサの丘の頂上やブルギージョダムを目にすることができます。さらに、プエルト・デ・カシージャス展望台からは、峡谷全体の絶景を臨めます。ラス・クルセーラスやラ・リンコナーダといった村が含まれるこの地域では、ウォータースポーツや乗馬からハイキング、サイクリングや4x4でのガイドルートを楽しんだり、（ブルジージョダムのほとりにあり）かつては樹脂や材木といった伝統工場の労働者が住んでおり、今では農村観光施設として再生されている古い村を訪れたりすることができます。