マドリード・プラネタリウム

ティエルノ・ガルバン公園の展望台に位置しており、プラネタリウム本体の他、天文学の知識を楽しみながら身に着けてもらうためのホールがいくつも設置されています。

大衆科学を広め、かつ教育を行うという趣旨のもとに開業したこのプラネタリウムは、来訪者に、一般の方全てを対象とした展覧会、カンファレンス、講座、コンサート、ワークショップを通じて宇宙への関心を高めてもらうことを目的の一つとして掲げています。 プラネタリウムのメインホールで行われるマルチメディア投映用として、100台のスライド映写機から構成されるマルチビジョンシステムが導入されており、この映写機のおかげでドーム全体が映像で埋め尽くされ、パノラマの効果が生まれるようになっています。また、太陽系、超新星爆発、ブラックホール、銀河などをシミュレーションするための特殊効果が備わった投影機も50台あります。ただし最も重要なパーツといえば星空の投影機で、これにより星が散りばめられた夜空が本物そっくりに再現されるのです。 更にこのプラネタリウムには、3カ所の展示物エリアに加え、内部にプロ仕様の大きな天体望遠鏡が置かれている、高さ28メートルの星空観測タワーも併設されています。