夜遊びを楽しむ若者

果てしなく続くスペインのナイトライフ

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スペインといえば、楽しい、陽気、穏やかな気候、そして夜のパーティー。というのも、主にマドリードやバルセロナ、バレンシア、ビルバオ、グラナダなどの大都市、さらにイビサ島やコスタ・デル・ソル、ベニドルムをはじめとそる地域では、明け方まで楽しめる、忘れられない夜を約束してくれるレストランやバル、ライブハウス、パブ、ディスコが多数あるためです。バルをはしごしてタパスの食べ歩きをする、スペイン人のオープンな性格を知る、国際的に最も有名な DJ のリズムに合わせて踊る、朝まで営業している アフターアワー の店で飲み続ける……選べる選択肢、またスペインの夜が特別である理由はたくさんあります。そんな楽しみをこちらにご紹介。

独特の気候:一晩中、楽しめます

スペインでは、夜十時頃から深夜遅くまで、バルでお酒を飲み、おしゃべりを楽しみ、笑っている人たちをよく見かけます。しかも、春や夏には、心地よい気温のおかげで、ほとんどどの店もテラス席を設けています。最も人出が多い日は、金曜日と土曜日です。

マドリードのサンタ・アナ広場のテラス席

タパスの食べ歩き

間違いなく、これは特にいいと思うスペインの習慣がこれ。タパスの食べ歩きは、バルをはしごしてカニャ (グラスビール) を飲みながら名物料理を小皿で色々食べるだけではありません。人でにぎわう、感じのいい店をたくさん見つけて、本当の生活に加わることでもあるためです。是非注文してもらいたいのは、チャト (低い広口のグラスワイン) 、サングリア、赤ワインの炭酸割りティント・デ・ベラノ、プルガ (ミニバゲットサンド)……タパスの食べ歩きの後は、すっかり元気になって、踊りに行きたくなるはず。

典型的な居酒屋で友達と乾杯

お好みに合った店

ライブ演奏をお探しですか?ライブハウス (シンガーソングライターの音楽、ロック、ジャズなどが聴ける) に足を運ぶか、特にアンダルシア地方で見かけるフラメンコの人気タブラオに行くといいでしょう。ダンスを楽しみたい場合でも、好みや年齢に関係なくお気に入りの場所が見つかります。ロック、パンク、インディーズといった音楽が流れるオルタナティブなスタイルの店もあれば、自慢の着こなしが輝くおしゃれな店もあります。ほかにも、EDMにのってノンストップで踊れる店や、落ち着いた雰囲気の中でおしゃべりに興じられる店などがあります。他にも、街によっては異なる地区があり、自分の好みに応じた地区に出かけることができます。

大型ディスコ

世界のどこを探しても、イビサ島などのスペインの地域で待ち受けるディスコほど有名なディスコはありません。この島の伝説の夜をひと目見るためだけにスペインを訪れる観光客は、数千人にもなります。パーティーはパレードと共に日中に始まり、その日の夜、クラブで企画されているイベントを通りで宣伝して回ります。その後は、 ゴーゴーダンサー とのお楽しみ、激しいダンス、セレブ、巨大なディスコ内に併設されたプール、泡まみれのバブルパーティー……どんな願いもすべて可能です。

ディスコ パチャの 夜、イビサ

これで終わり?

夜は終わりません。午前3時前に閉店する店もありますが、ディスコは日が昇るまで営業することができます。また、まだパーティーをしたいのなら、マドリードやバルセロナ、イビサ島などの街では、朝一番に開店するクラブもあり、夜遊びの続きを楽しむことができます。

しめくくりに甘い朝食

一晩中遊んだ後に食欲がわくという方は、スペインの習慣に習って、夜が明ける中、砂糖をまぶしたチュロスと絶品ホットチョコレートの朝食を味わってみましょう。やみつきになるはず!

チョコラーテ・コン・チューロス

学園都市

金曜日まで待てないというあなた、スペインはそんな方にぴったりな行き先です。主に、サラマンカ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、グラナダなどの学園都市では、木曜日に飲みに行く約束をすることがよくあります。学生たちが、これらの行き先に、またとない楽しい雰囲気をもたらしています。

独身さよならパーティー、グループ旅行……

スペインには、思い出に残る、独身さよならパーティーを企画してくれる会社が数多くあることを知っていましたか?フライト、行き先、ディスコの心配は一切不要。ただ、楽しいひと時を過ごすことを考えればいいだけ。

サラマンカのフェリアを祝って

国際的な祭り

スペインの祭りの多くは、祭りを楽しみにする人たちが何千人も集まり、昼夜を問わず楽しめる絶好の日。2月には、カディスやテネリフェのカーニバル。夜更けまで通りを埋め尽くす圧巻の仮装が見どころとなっています。3月は、バレンシアの火祭りファリャス。夜には、見事な打ち上げ花火と絶えず陽気な雰囲気が楽しめます。7月、日中はパンプローナで行われるサン・フェルミンの典型的な牛追い、夜はパブでパーティー。8月になると、ブニョルのトマト祭り、ラ・トマティーナ (バレンシア)……選択肢はたくさんあります。

パンプローナの牛追い祭り
ワールド・プライドの祝典に伴って飾りつけされたマドリードのネプチューンの噴水

LGBTQI+に人気のスポット

自由、尊重、寛容もまた、スペインの特徴です。そのため、この国はLGBTQI+の人々が好んで選ぶ目的地のひとつになっており、気持ちよく過ごしていただけます。主に、グラン・カナリア島のマスパロマスやコスタ・ブラバのシッチェスといった場所が特に人気です。ほかにも、大都市のいくつかの地区には、バルセロナのアシャンプラ地区、マドリードのチュエカ地区のように、LGBTQI+の客層を意識した店が複数あるのが一般的です。ちなみにチュエカ地区は、毎年数千人が集結するプライド・パレードの間、特に盛り上がります。

海辺のフィエスタ

海辺で音楽を聴きながら、夜を過ごすのを想像できますか?スペインの多くの場所でそんな過ごし方が楽しめます。カタルーニャやバレンシア、アンダルシアの沿岸部が特に注目され、これらの場所にはビーチ沿いにバルがあります。例えば、サン・フアンの夜 (6月下旬) にちなんだ祭り、特にアリカンテで行われる祭りが有名です。またカディスで8月に行われる、同市のサッカートーナメントに伴い企画され、バーベキューを楽しむために数千人が集まる祭りのように、人気の高い祭りもあります。

イビサ島の海を臨むテラス (バレアレス)

ご覧のように、スペインには、眠らずに、思いっきり楽しみながら夜を過ごす言い訳がたくさんあります。すべて快適に楽しめるよう、以下にアドバイスをいくつかご紹介します。役立つアドバイス- ほとんどの大都市には路線バスの深夜サービスがあり、たいてい夜12時から朝6時まで運行しています。- 多くのディスコは明け方まで営業していますが、特に住宅街にある店など、午前1時以降または3時には閉店する店もあります。- ディスコや夜の店への入場は、18歳以上のみ許可されています。- アルコールの販売は、18才以上のみ許可されています。- 店またはディスコに入店する際、ある一定の服装規定、つまり ドレスコードで入店を規制してい場合があります。- 屋外での飲酒は認められていません。ただし、これを目的として設けらた、店のテラス席は除きます。- 各市町村により、ビーチには騒音、水泳、アクセスなどに関する夜間の規制が制定されている場合があります。

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