シビルス洞窟

1924年に歴史芸術史跡に指定されました。1番手前にある洞窟は石筍で覆われており、その中に、おそらくアカシカかと思われる動物の後四半部が赤茶色で描かれています。2番目の洞窟にあるのは頭部のないヤギの絵だけです。栗色をしており、隣にはいくつもの描線が走っています。3番目の洞窟は最も重要な空洞と繋がっています。というのも、その空洞の内部には、この洞窟群でも屈指の知名度を誇る帯状装飾が施されているのです。帯状装飾の主要な場面は、射手を描いた2つの場面から構成されています。そのうちの1つはほとんど目に見えず、それを挟むように、先陣を切る射手とその他大勢の射手の一団が描かれ、後者は総勢30体ほどにも上ります。