王立サンタ・マリア・デ・グアダルーペ修道院

建造物は、ある羊飼いの前に聖母が現れた場所に建造されています。この修道院の建築群は、大聖堂寺院、音楽堂、ムデハル様式及びゴシック様式の回廊の4つの部分から構成されています。ゴシック・ムデハル様式の建物であり、その脇には8つ塔がそびえていますが、その中でも顕著なのはサンタ・アナの塔とポルテリアの塔です。

主祭壇の祭壇画は圧巻の美しさで、木造です。聖櫃の起源は、16世紀にフェリペ2世が使用した机です。聖歌隊の石造建築は18世紀に作られ、その2階建建築には、目を見張る足跡が残ります。聖具保管室にはふんだんに装飾が施されています。サン・ヘロニモ礼拝堂には、スルバランの代表作の一つである「サン・ヘロニモの昇天」があります。修道院は、ユネスコ世界遺産に指定されました。さらに、挿絵が入った本とスルバランの油絵の素晴らしいコレクションがある、刺繍博物館もあります。