Asturias
歴史遺産の集合体と伝説上の神話とが混ざりあい、卓越したモニュメントが生まれました。
現在の礼拝堂は、スペイン内戦中に破壊されてしまった元来の建物があったのと同じ区画に、1951年になって近代的な姿に建て替えられたものです。当初の礼拝堂は、アストゥリアス王国の2代目の君主であり、先代ペラーヨの息子でもあったアストゥリアス王ファビラによって8世紀末に聖別されたものであることから、イスラム侵攻後に初めて建てられたキリスト教の教会だと考えられています。その礎石だけは今でも保存されており、着工日(737年10月27日)が記されています。伝説によると、王ファビラとその王妃はこの場所に埋葬されているということです。教会の地下聖堂には思いもよらないような至宝が保管されています。それこそ、3,000年あまりの歴史を持つ支石墓であり、保存状態は非常に良好で、埋葬室は当時の彫刻や壁画で装飾されています。
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サンタ・クルス礼拝堂(カンガス・デ・オニス)
Avenida de Contranquil, s/n
33550 Cangas de Onís, アストゥリアス (アストゥリアス州)
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