コスエロス聖エウフェミア修道院

近年アグリツーリズムセンターに改装され、コンサートやその他フェスティバルのイベント会場として利用されている、サンティアゴ騎士修道会の教会は、ロマネスク様式の類まれな建造物。

サンティアゴ騎士修道会に所属する、旧修道院の教会。その構造は、単身廊で上から見るとラテン十字、また鐘塔の下にクロッシングがあり、シヴェは半円形の3つの後陣で構成されます。なお、中央後陣は他よりも大きくなっています。妻壁の上に鐘楼がそびえています。保存されている部分のうち見ごたえがあるは、美しい切り石、後陣の構造、特に中央後陣。2つの控え壁で三分割され、それぞれに飾り迫縁のある半円形の窓が設けられています。同様に、是非ご紹介したいのが、寺院の随所にある彫刻。シヴェ開口部の飾り迫縁や柱頭、南側入口にある中央が尖った三重の飾り迫縁の他、寺院内部の柱頭のいくつかに施されています。また市松模様、動物や植物のモチーフ (鳥、ライオン) 、頭部、聖書の場面などが描かれています。