サン・コスメ・イ・サン・ダミアン参事会教会

サン・コスメ・イ・サン・ダミアン参事会教会は、ロマネスク様式の旧教会の跡地に建てられました。新しい教会は、15世紀のゴシック様式です。この建物は、3つの身廊と1つのクロッシングからなるラテン十字型の間取りです。参事会教会の墓室には、町の最も名高い家族が収められています。内陣には、フェルナン・ゴンサレス伯爵とその妻ドニャ・サンチャの4世紀のヒスパノローマン様式の墓があります。16世紀初頭に建てられた回廊には、賢者アルフォンソ10世の弟であるインファンテ・フェリペの最初の妻、ノルウェーのインファンタ・クリスティーナのゴシック様式の墓があります。教会では、バロック様式の主祭壇画と17世紀のオルガンが目を引きます。ここには、ロマネスク様式の柱頭、ベルゲテやファン・エイクの板絵、有名な巨匠カラオーラの金銀細工、16世紀から18世紀にかけての典礼服、そして無名の彫刻でありながら明らかにフランドル地方の影響を受けている「東方三博士の礼拝」の素晴らしい三連画など、さまざまな宗教芸術作品が展示されています。