パソ・デ・オ・クアドランテ、「バリェ＝インクラン」の家博物館

この名家の住まいで、1866年10月28日、作家ラモン・マリア・デル・バリェ＝インクランが誕生。近年、この大物作家にテーマにした家博物館として整備されました。

パソ・デ・オ・クアドランテ――パソはガリシアの伝統的豪邸――は、かつての要塞址に16世紀に建造されましたが、後にさまざまな改修工事が行われています。 木立が並ぶ庭園に囲まれ、この博物館は2つの異なる空間に分かれています。かつて馬小屋と厩舎だった、地上階には、この作家の作品や生涯を振り返る常設展があります。二階には、住居がかつての姿のまま、展示用に整備されています。見学には、無声映画「ラ・マルカサダ」の一部上映が含まれます。不幸な結婚を描いたこのコメディには、画家のフリオ・ロメロ・デ・トレスとバリェ＝インクラン自身が出演しています。パソの庭園は、各種文化行事 (コンサート、詩の夕べ、演劇上演など) の舞台としても利用されています。