カスタニャル洞窟

この洞窟は自然が育んだ正真正銘の至宝といえるもので、エストレマドゥーラ有数の絶景に囲まれた場所にあります。

1969年にある農民によって偶然発見されたものです。およそ5億年も昔の非常に古い岩から形成されており、内部は驚くばかりの装飾が施されています。各空間の天井や壁、床を彩る豊富で多種多様な洞穴内生成物（鉱物の生成物）はほかに類を見ないほどです。 「雪に覆われた空間」をはじめ、「白」「赤」「旗」「庭園」「書店」「サンゴ」「湖」などと呼ばれる各空間では形や色が織りなす圧巻のショーを楽しむことができるほか、自然あふれるエストレマドゥーラならではの地下の風景も広がっており、そこにはアラレ石、針状結晶、樹状結晶、鍾乳石、石筍、石柱などの形成物があります。1997年に天然記念物に指定されました。 洞窟は現在、一般公開されていません。ただし、併設のビジターセンターではこの地域の自然の特徴について学ぶことができるうえ、地下洞窟の世界に（マルチメディア設備を利用して）分け入ったり、このカスタニャル洞窟のレプリカを訪れたりすることもできます。