コルドバのメスキータ＝大聖堂の画像

コルドバ

コルドバはメスキータ大聖堂で世界的に知られています。世界遺産に登録された立派な歴史地区、立ち止まりたくなるような路地の数々、花が咲き誇る中庭、心地良い広場、そして、フラメンコショーが楽しめたりご当地グルメが味わえたりする活気ある居酒屋があります。

コルドバのパティオ祭り

祭りの期間中、コルドバ旧市街の住民は、白壁にゼラニウムやカーネーション、ジャスミンの鉢植えが飾られた自宅のパティオ（中庭）を誇らしげに公開します。 ほぼ一日中見学が可能で、どのパティオでもホストから厚く歓迎され、時にはフラメンコや、コルドバならではのおいしいタパスやモンティージャ・モリレスのワインでおもてなしをされるかもしれません。 この祭りは5月上旬に開かれますが、コルドバのパティオを知る方法はほかにもあります。、パティオ祭りビジターセンター「ロス・パティオス・トルエケ・クアトロ」やビアナ邸のパティオは事前予約をすれば年間を通して見学できます。

アンダルシア遺産ルート（Legado Andalusí）

8世紀から15世紀にかけてアラブ人から受け継いだアンダルシアの伝統、歴史、文化を通してアンダルシアを発見する旅をご紹介します。これらのルートをたどると、グラナダのアルハンブラ宮殿やコルドバのモスクなどのユニークなモニュメントに驚かされることでしょう。また、通常の観光ルートから離れた魅力的な村を訪れることもできます。続いて、ヨーロッパ評議会の偉大な文化的旅程（Gran Itinerario Cultural del Consejo de Europa）として認められているアンダルシアの遺産ルートを構成する4つのルートをご覧ください。

コルドバ空港

Parador de Córdoba

コルドバ：コルドバ：4つの世界遺産を誇るこの街で楽しめることは？

スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカは、コルドバは馬たちまでが大聖堂を持っている街だと述べたほどです。何世紀にもわたって３つの文化が共存したこの場所では、多くのモニュメントを目にすることができます。ユネスコは、４つの世界遺産を登録することでこの町の芸術的価値の大きさにお墨付きを与えました。

アル・アンダルス体験、完璧な調和

休暇の一部をパーソナルケアに捧げることは名案です。コルドバ（アンダルシア）のような街で見られるスペインとアラブの融合は、ウェルネス、グルメ、アートの、何ひとつ抜けがない文化的な体験を刺激します。ありきたりの旅を超えるために欠かせないファクター、「アル・アンダルス」体験について以下で分析してみましょう。 ハマムでマッサージを受けている間、ジャスミンとオレンジの花の香りと、唯一聞こえる噴水の水音が融け合う...この類のプライベートツアーの誘惑に打ち勝つことはできません。アル・アンダルスの素晴らしい習慣の数々を今また体験してみたいかと訊かれたら、答えはイエスですか？それともノーですか？

コルドバ：ひとつの目的地と4つの世界遺産巡り

芸術、文化、伝統、歴史… コルドバ には、わずか10キロ以内にすべてが結集されています。ユネスコの世界遺産に登録されているスポットが3か所あります。メスキータ＝大聖堂、市内の歴史地区、そしてメディナ・アサーラです。また、5月に訪問をお考えでしたら、ユネスコの無形文化遺産に登録されているコルドバのパティオ祭りを楽しむチャンスに恵まれるでしょう。

アンダルシアの画期的な4つのアートセンター

美術館・博物館を思い浮かべてください。何が見つかると想像しますか？内部に芸術作品を収蔵する場所でしょうか？今度はアンダルシアについて考えてみてください。何が思い浮かびますか？クラナダのアルハンブラ宮殿、コルドバのメスキータ、または大聖堂など、心を揺さぶられるようなモニュメントでしょうか？すべて正解ですが、今日はそのイメージを打ち破ってさらに先を行く4つのスペースをご紹介しましょう。まずその外観が芸術作品となっている美術館・博物館です。この地方の最も古典的なモニュメントと同時に存在する建築についてお話します。それらは最先端を行くアンダルシアの顔なのです。

一般家庭の鉄格子・バルコニーコンテスト

ジャスミンやオレンジの花の香りと色に包まれるこの時期には、有名なコルドバの中庭コンテストと同時に、一般家庭の鉄格子とバルコニーのコンテストも開催されます。街角でフラメンコを楽しみ、伝統的なアンダルシア様式で飾られた中庭やバルコニー、鉄格子の美しさを堪能する日です。

コルドバのフェリア

極めてアンダルシア風な雰囲気の中、祭りの会場には飲食物を提供する「カセタス」と呼ばれるブースがいくつも設えられ、たいてい誰でも自由に立ち寄れます。大通りや近くの通りは、馬車、フラメンコ衣装、セビリャーナスの音楽やワインで溢れます。このフェリアの起源は家畜の取引にさかのぼり、現在では市の郊外に取引市場は移転しています。フェリアの開催期間中、ロス・カリファス闘牛場で闘牛も行われます。

コルドバの魂。メスキータの夜間見学

この特別な寺院の中に入る独特な方法です。夜間見学は、光に導かれたルートを通じて今までにないモニュメントの側面を発見するもので、音響の良い環境が備わっています。訪問はグループで行われ、日本語、スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語でのガイドを利用することができます。

王立厩舎の馬術ショー

1570年、馬を愛してやまなかったフェリペ2世が王立厩舎の創設を命じたことで、歴史上もっともすぐれた品種のひとつとなる馬が誕生します。スペインの純粋種である「アンダルシア馬」です。このショーは、さまざまな訓練を受ける馬の美しさや魔法、そして馬術士の手腕に魅了されるまたとない機会です。さらに、これら全てはこの場面に向けて準備された音楽とさまざまなダンスが同伴しており、馬術の練習とダンスが融合します。

ユダヤ文化ヨーローッパ会議 (コルドバ)

プログラムにはモニュメントへのガイド付き無料ツアーや、展覧会、会議、コンサート、リサイタル、グルメ試食会などが含まれています。これらはすべて、ユダヤ文化の豊かさや価値を一般市民に紹介するためのものです。 コルドバで通常企画されるさまざまなイベントでは、スペイン系ユダヤ人のスーク、市内のユダヤ人街を巡るグルメルート、「セファラドの真髄」といった展覧会などをお楽しみいただけます。

コルドバのギターフェスティバル

このイベントの開催中、関連する２タイプの企画が提供されます。一方では、ギターの製作やクラシック、フラメンコ、古代と近代ギターの講座から構成される育成部門。そしてもう一方には、コンサートとショー。いくつもの舞台では広範囲にわたる様々なプログラムが用意され、ジャズ、ブルース、フォークからケルト音楽やポストモダンミュージックまでもが含まれます。また、イベントには講演、座談会、展示や最新作の発表などもあり、企画を充実させています。

国際セファルディー音楽祭

このイベントはもともと、スペインのユダヤ人街のネットワーク 「カミノス・デ・セファラド」のフェスティバルと呼ばれていました。スペイン系ユダヤ人文化のさまざまな伝統を掘り下げることができる集いの場となっています。この音楽ジャンルの国内外の演奏家によるコンサートと、スペイン系ユダヤ人に関する講演や会議が交互に開催されます。フェスティバルの開催中は、セファルディー料理専門の居酒屋でドリンクやお茶、クッキー、典型的な料理などをお楽しみいただけます。

花の戦い

このイベントは、お祭り気分でコルドバを訪れるのにもってこいの機会です。パレードでは、多数の山車が街の歴史的中心部を練り歩き、フラメンコ衣装に身を包んだ女性たちが花びらや花を観客に向けて投げます。この行事は、祝祭に満ちた時代の幕開けを告げるものです。

モンティージャ＝モリレスのワインテイスティング

毎年5月になると、コルドバで地元産ワインを味わう機会があります。試飲は街の通りで行われ、定番のタパスと一緒に味わうことができます。また、この期間中は屋外コンサートや醸造家による試飲会が行われ、来場者を楽しませています。試飲は、モンティージャ＝モリレス・ワインルートを辿る良い機会です。

コルドバの聖週間

コルドバ市は30を超える数の宗教パレードを通してこの祭りを祝いますが、そうした行列を特徴づけるのは静寂と回想です。これらの宗教行列の中には何世紀もの歴史を誇るものもあり、最もよく知られている行列として、枝の主日に通りを練り歩く「エル・レスカタード」を挙げることができます。また、聖月曜日に行列を行う「魂の救済のキリスト（エル・クリスト・デル・レメディオ・デ・アニマス）」をはじめ、聖水曜日に行列を実施する「平和と希望の聖母（ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・パス・イ・ラ・エスペランサ）」、聖木曜日の「悲しみの聖母（ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラス・アングスティアス）」や「エル・エスパラゲロ」、金曜日に行列をする「悲しみの聖母（ラ・ビルヘン・デ・ロス・ドローレス）」などもあります。

フラメンコの白夜

バイレやカントの巨匠たちによるこのフェスティバルは文化の融合を大切にしており、日本やポルトガルからの参加者、さらにはアル・アンダルスといった伝統音楽やセファルディ文化の音楽との共演を楽しむことができます。夜の主なパフォーマンスは、テンディージャス広場、コレデーラ広場、ナランホス・デ・ラ・メスキータの中庭、アヘルキーア劇場やアルカサルの庭園で行われます。

5月の十字架祭り

この祭りは昔からの宗教的な伝統です。花に包まれた十字架が広場や路地や通りに掲げられます。また、刺繍入りのショール、色鮮やかなキルトやその他庶民的なもので飾られることもあります。コルドバの町が色と祭りで満ち溢れるようにするのは町内会や同好会の人たちの役目です。十字架祭りは一日中訪問でき、夜も音楽や踊りが催されて祭りの雰囲気が続きます。

サン・イポリト王立参事会教会

アルフォンソ11世の治世に建てられ、18世紀に彼の遺体が埋葬されることになった教会です。興味深いバロック様式の中庭があります。

コルドバ美術館

14世紀から20世紀におけるコルドバの絵画と彫刻の推移を目にすることができます。