マドリード　ギャラリー開放ウィークエンド

マドリード近現代アートギャラリー協会（通称「アルテ・マドリード」）主催の本イベントは、2009年以降、毎年開催されています。これは、スペインの首都マドリードにあるアートギャラリーが展覧会シーズンを迎えるにあたり、その幕開けを飾るための一大イベントなのです。協会に加盟するギャラリーが、毎年、9月のいずれかの週末に「マドリード　ギャラリー開放ウィークエンド」を開催し、展覧会シーズンの幕開けを市内の各地区で同時に祝います。そうした地区には、ラバピエス地区、レトラス地区、セントロ地区、サレサス地区、チャンベリ地区、サラマンカ地区などが含まれます。すべてのギャラリーが一斉にオープンするだけでなく、無料のアクティビティ、展覧会・アートセンター・美術館へのガイドツアー、さらにはマドリードの通りや広場、建物に隠された芸術作品を発見する市内ツアーなど、広範にわたるプログラムが用意されています。本イベントの目的は、現代アートを可能な限り多くの人々に届けることにあります。そのためアルテ・マドリードは、上記のイベントの開催に加え、すべてのギャラリーに収蔵されている芸術作品を一堂に集めたモバイルアプリを作成し、見学者が一年中いつでも簡単に見学ルートを組み立てられるようサポートしています。