ゴラフェ砂漠(グラナダ県)

まだ知らないスペイン内陸部の隠れた名所

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スペインのどの地方を旅しても、内陸部に足を伸ばせば、好奇心をそそる驚きの場所を数多く発見することができます。スペイン国内のほとんど知られていない地域や村、場所を、急がず、自分のペースで探検することで、魅力的なスポットを楽しめるだけでなく、そこを繰り返し訪れたくなるはずです。そうした宝石のような場所の一部をご紹介します。

  • ウエルバのリオティント鉱山公園の航空写真

    アンダルシアにある異世界のような風景

    NASAと欧州宇宙機関が、ウエルバリオ・ティントの生態系が火星に似ている点について研究していることをご存知ですか。リオティント鉱山公園では、その名の由来である赤い水の川に手を浸したり、ヨーロッパ最大級の露天掘り鉱山ならではのユニークで色とりどりの風景を眺めたりすることができます。アルメリア県の地下には自然の驚異が隠されています。それが「プルピーのジオード」です。全長約8メートルに及ぶ壮大な空洞で、内部は、長さがほぼ2メートルにも達する巨大な半透明の石膏結晶に覆われています。これは世界で2番目に大きいジオードで、アギロン山脈にあるリカ鉱山を訪れると見学することができます。 アンダルシア州にはゴラフェ砂漠もあります。この砂漠では、時間帯によって変化する驚くべきレリーフ、形、色の融合を見ることができます。グラナダのジオパーク内に広がるこの砂漠は「スペインでもっとも砂漠らしい砂漠」と呼ばれています。徒歩や自転車、四輪駆動車でこのエリアを探索できるルートが整備されており、さらに満天の星を観察したり、砂漠の中心にある「クリスタルの家」に宿泊したりといった体験も楽しめます。さらにゴラフェには、240以上のドルメンを擁する巨石公園が広がっており、宿泊可能な洞窟住居も数多くあります。

  • ウエスカ県のロアーレ城

    自然の中の静寂の隠れ家

    レオン県のエル・ビエルソ地方には、1000年以上前に修道士たちが隠遁を求めて訪れた「静寂の谷」と呼ばれる神秘的な場所があります。その山々や緑豊かな森の中には修道院や寺院の遺跡があり、それらがペニャルバ・デ・サンティアゴ、モンテス・デ・バルドゥエサ、サン・クレメンテ、マンサネドなどの小さな村の周辺に点在している様子は、まるで時が流れていないかのようです。ピレネー山脈に近いウエスカオヤ地方では、「静寂のルート」をたどることで、中世の時代に岩のくぼみや突起を巧みに利用してこの地域に作られた、さまざまな岩窟礼拝堂を見学することができます。そうした小さな寺院は美しい場所に建てられており、この地域の文化的魅力をさらに豊かなものにしています。また、ロアーレ城を訪れたりアクティブツーリズムのスポーツを楽んだりすることもできます。バレンシア県に連なるカルデロナ山脈の渓谷もまた、宗教共同体が平和と静寂を求めてやってきた場所です。その証拠となるのが、カルトゥジオ修道会の立派なポルタ・コエリ修道院と、一般公開されている修道院宿泊施設を備えたサント・エスピリトゥ・デル・モンテ修道院です。もうひとつの重要な修道院群として、カルトゥジオ修道会のバルデクリスト修道院がありますが、こちらは現在修復中です。

  • サジェントの滝(バルセロナ県)

    水の不思議

    春と秋は、スペインのが織りなす自然の美景を楽しむのに最適な季節です。ハエン県北部では、グアリサス川の流れが、急峻な地形に沿って美しい一連のカスケードを形成しています。また、アルデアケマーダの町の近くには、落差40メートルの印象的なシンバーラの滝が、同名の自然公園内にあります。セグーラ山脈アルバセテ県南部に位置しており、山脈内のロス・チョロス洞窟では、ムンド川の源流が80メートル以上の高さから流れ落ち、美しい滝を生み出しています。見どころはこの滝だけにとどまりません。小川や泉、そのほかの滝も、この地域の大きな魅力です。また、イエステ、リオパル、リエトル、アイナ、レトゥールなど、この地域に点在する小さな町や史跡も同じく魅力的です。 カタルーニャ州でもっとも落差が大きい滝はバルセロナ県の内陸部に位置していますが、国内ではほとんど知られていません。それが、落差100メートル超のサジェントの滝です。滝に到達するには、森とコルサカブラの断崖絶壁に囲まれた美しいルピ村からハイキングしていきます。

  • カセレスのグラナディージャの眺め

    独自の歴史を持つ場所

    カセレス県にあるグラナディージャという廃村がスペイン有数の立派な城壁に囲まれた村であり、しかも訪問できることをご存知ですか。この村は9世紀に築かれ、銀の道に向かう必須の通過点であったことから、城壁によって要塞化されました。近くにガブリエル・イ・ガラン貯水池が建設されたことで、20世紀半ばにこの集落は立ち退きを余儀なくされました。ところが、1980年代に「放棄された村の再生プログラム」に組み込まれたことで修復が始まり、現在では年間を通じて訪れることができるようになっています。さらに、そこからわずか50キロ先では、サラマンカ県にある「スペインで最も美しい村」のひとつを訪れることもできます。その村とはカンデラリオ。  訪れる者を驚かせる城壁の町としては、ラ・リオハブリオネスも同様です。中世の面影を残す石畳の通りを歩き、保存状態の良い大邸宅や古い館を見つめれば、あっという間に別の時代にタイムスリップしたような気分になります。リオハ・アルタ地方はワイナリーとブドウ畑が広がる地域で、ビバンコ・ワイン文化博物館もぜひ訪れたいスポットです。館内では、さまざまなオブジェや芸術作品を通して、ワインが歴史を通じて多様な文化の中で果たしてきた重要な役割をインタラクティブに紹介しています。もしよければ、この機会に自分だけのルートを計画してみてはいかがでしょうか。ブリオネス近郊には、オジャウリ、サハサラ、ナヘラエスカライアロナバレテなど、ラ・リオハ州でも特に魅力的な町が点在しています。   

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