アルカラ・デ・エナーレス大学の創始者であるシスネロス枢機卿の生誕地として知られていると同時に、シスネロス枢機卿はトレラグーナの多くのモニュメントの制作を命じた人物です。町の歴史地区は重要文化財に指定されています。
マドリード州の北東にトレラグーナの町は位置し、スペインの首都であるマドリードからは約58キロメートルの場所にあります。町では、中世のたたずまいを見ることができます。中世に城壁が建設されました。町の象徴となる建物は15世紀に建てられたサンタ・マリア・マグダレーナ教会です。マドリードのゴシック様式で建てられ、礼拝堂の内部はバロック調、ルネッサンス調、プラテレスク調の調度品を見ることもできます。その横には市庁舎があり、1514年に建てられた昔の穀物倉庫を使っています。その他には、跣足フランシスコ会修道院のファサードやアルテアガのファサード、現在は文化会館となっているサンティシマ・トゥリニダ病院等が観光のおすすめです。アロンディガは14世紀と15世紀の大衆建築の好例で、カバ通りやシスネロス通り、モンテラ広場では16世紀と19世紀の君主の小広場や邸宅を見ることができます。郊外では、ハラマ川沿いにアラブ人による防衛塔群の一つであるアレバタカパスの見張り台(10世紀)がおすすめです。その他にも17世紀に建設されたサンタ・マリア・デ・ラ・カベサ礼拝堂にはバロック調とネオクラシック様式の調度品があり、一見の価値があります。トレラグーナでは9月初旬に守護聖女であるビルヘン・デ・ラ・ソレダを祝うお祭りが行われます。花火や踊り、パレード、大衆料理がお祭りを盛り上げます。
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