サンティアゴ教会 (ルナ)

使徒サンティアゴに捧げられた、このシンプルな教会。一部のシンボルや細部により、サンティアゴの巡礼の道をたどる巡礼者たちに捧げた聖堂であることを、しみじみと実感

石造りの教会は、単廊式、半円形の後陣には窓が一つあり、外側は、サンティアゴ巡礼の教会ではとても一般的な、この地方の伝統的な市松模様の装飾が施された控え壁で補強されています。教会内は、横断アーチに支えられた筒形ヴォールトで覆われ、司祭席と後陣の下には、岩を一部掘って造られた地下納骨堂があります。後に、礼拝堂2つと聖具室の増設工事が行われました。残りの部分では、市松模様やその他の繊細なモチーフ (ロープ、ジグザグ、ひし形、小さな花など) が刻まれた3重の飾り迫縁で西側の壁に設けられた、正面入口が注目されます。この入口上には、筒状や色々な形の装飾が施された8つの持ち送りに支えられ、東洋風の幾何学模様のある、美しい小庇があります。