サン・フランシスコ教会（ルゴ）

ルゴ博物館の考古学、民間芸術、美術の各部門がここに集結しています。

現在はルゴ県立博物館の複数ある展示棟のうちのひとつとなっています。この修道院は、サンティアゴに向かう途中だった聖フランシスコが創設したものと推測されています。今日ではサン・ペドロ教会と呼ばれているこの教会は、15世紀にゴシック様式で建てられたものです。平面図上はラテン十字形で、尖頭アーチを有しています。教会に隣接して鐘楼がそびえています。修道院には四角形の平面をした回廊が保存されています。回廊をぐるりと取り囲む半円アーチは、植物のモチーフで飾られた二重柱によって支えられています。回廊の壁は碑文やモザイクなどで装飾が施されています。当時のままの姿で残されている部屋としては調理場もあり、壺型の鍋、炭火アイロン、ランタンなど、ガリシアの田舎料理で使われる典型的な調理器具が展示されています。