クリストバル・バレンシアガ博物館

衣装やデザイン画をとおして、スペイン出身の天才ファッションデザイナー、クリストバル・バレンシアガの軌跡をたどることができます。

彼の生まれ故郷であるゲタリアに建つこの博物館は、ある特定のデザイナーのみに焦点を絞った博物館としては世界初のものです。クリスチャン・ディオールやジバンシィ、ココ・シャネルといった大物たちは、バレンシアガを敬愛していたものです。同博物館はアルダマール宮殿の別館に入っていますが、まさにこの宮殿で、かのファッションデザイナーは針仕事の世界でのキャリアをスタートさせたのです。常設展は選び抜かれた90点の作品で構成されており、ベルギーのファビオラ王妃が着用したウェディングドレスのほか、モナコのグレース・ケリー公妃のために仕立てたドレスも展示されています。また、クリストバル・バレンシアガ財団が所有する1,200着を超える衣装も、逐次陳列されるようになっています。