イスラム教徒とキリスト教徒の祭りは、ビリャホヨサで最も重要なお祭りです。サンタ・マルタを称えて250年以上前から始まり、1538年にZalé-Arraez率いるバルバリア海賊が街を攻撃しようとした当時の出来事を祝います。伝説によると、サンタ・マルタは洪水を起こし敵船を崩壊し、海賊が海岸にたどり着くの妨げて住民を助けたと言われています。感謝の意を表すため、村はサンタ・マルタをパトロンに命名し、毎年このお祭りを開催、モーロ人の着陸シーンを再現して彼女に捧げます。
これらのお祭りは、7月25、26日に行われるイスラム教徒とキリスト教徒の見事なパレードで開幕します。さまざまなグループが行列を成し、音楽に続いて荘厳な空気が通りを棟り歩きます。そして28日の夜明けに、壮大な上陸のショーが行われます。朝5時頃に、人々はビーチに向かい始め、一方キリスト教徒は、30隻以上のイスラム教徒の船が近づく海岸に防御砲を準備します。上陸後、両軍は城の麓に到達するまでに戦い、最終的にはイスラム教徒軍により占領されます。午後に、キリスト教徒軍が城壁を再占領するために戻ってきます。最初に占領者の降伏を試みたものの交渉は決裂し、すさまじい戦いが始まります。戦いはイスラム教徒軍の敗北で終結し、彼らは象徴的に海に返されます。
ビリャホヨサは、これらのお祭りにより楽しさと喜びで満たされます。また、美食コンテスト、ベルベナ、お城での花火、音楽コンサートなど、お楽しみいただけるさまざまなアクティビティーが行われます。イスラム教徒とキリスト教徒の祭りは、スペインの多くの場所で開催され、それぞれの場所の歴史に応じて、お祭りごとに異なった特徴があります。その中でビリャホヨサが際立ち、他にはないお祭りとされているのは、まさしく上陸の祭典です。
