パゴエタ自然公園の石橋

パゴエタ自然公園

Gipuzkoa

サラウツ(ギプスコア県)近くの、海からわずか5キロメートルの場所に位置するこの自然地帯には、小さな集落を抱える山々と自然林とが混在しています。古い鍛冶場から教育目的も兼ねた養蜂場まで、訪問者向けの魅力的なスポットが幅広く存在します。

この公園の名前はバスク語で「ブナの木が豊富にあること」を意味しており、園内では、カンタブリア海の海抜わずか50メートルの地点から、パゴエタ山の頂上のある標高714メートル地点まで、急峻な起伏が見られます。園内の植生はきわめて多様で、ブナ林、オーク林、カンタブリア特有の田園地帯の牧草地、松林などが広がっています。公園の大部分がアイアと呼ばれる自治体に属しており、ウォーキングのほか、歴史遺産(18世紀の鉄の製造方法を見学できるアゴレギ製鉄所)や先史時代の遺産(支石墓、古墳など)の見学も楽しめます。

パゴエタ自然公園


ギプスコア  (バスク)

面積:1,335 ヘクタール Eメール:iturraran@gipuzkoanatura.eus TEL::+34 943835389 Webサイト:パゴエタ自然公園

ギプスコア (バスク):

お役立ち情報

知っておくべきこと


  • 文化情報

    築15世紀の農家を再利用した「イトゥララン・パルケチェア」(公園の家)の常設展では、この自然公園に関連するあらゆるものが展示されています。イトゥララン・パルケチェアの周囲には面積25ヘクタールの植物園が広がっており、在来種や世界中の植物が豊富に生育しています。そのすぐ近くには、アゴレギ製鉄所と製鉄所の4つの水車に加え、奥深い養蜂の世界について学べる、教育目的を兼ねた養蜂場もあります。

  • 環境情報

    パゴエタの森に生えている他の種と比べても特に際立つのが、貴重な樹木であるイチイの木の存在です。動物相では、この地域の野生の哺乳類としてノロジカやイノシシが生息しているほか、小型のポトカ馬や赤みを帯びたベティース牛など、在来種の家畜のうち固有の品種もまた、ひときわ目立ちます。園内にはチュウヒワシ、エジプトハゲワシ、ヨーロッパハチクマといった大型の鳥類が生息しており、小型哺乳類ではオオヤマネが注目に値します。

  • 観光情報

    パゴエタはサン・セバスティアンから30キロメートル以内、サラウツからは10キロメートル以内のところにあります。サラウツの町からイトゥラランの公園の家に行くには、サラウツから道路N-634でオリオまで進み、出口からは道路GI-2631をアイア=ビジャボナ方面へと進みます。およそ4キロメートルほど行ったところに、イトゥラランへのルートを示す標識が設置されています。