アルト・ナヘリージャ自然公園
ナヘリージャ川の流れに沿って
ラ・リオハ州南部にある、この美しい自然地帯は、魅力的な村、静寂、山の壮観な風景によって形づくられています。
この地域は「七つの町」で構成されています。それぞれの村の名を、ブリエバ・デ・カメーロス、カナーレス・デ・ラ・シエラ、マンシージャ・デ・ラ・シエラ、ベントローサ・デ・ラ・シエラ、ビジャベラヨ、ビニエグラ・デ・アバッホ、ビニエグラ・デ・アリーバといいます。これらすべての村を訪問なさることを強くおすすめします。牧畜を中心とした生活様式に触れたり、隠れている小さなモニュメントを発見したりすることができるでしょう。こうした村に入っていくと、魅力的なスポットに埋め尽くされた路地を通り抜けることになります。歩きながら、赤みを帯びた石で造られた山岳地帯特有の一般建築、美しい教会、中世の橋などをお楽しみください。この自然公園を通過する際は、ナヘリージャ川とその支流が池や急流、滝を作り出す様子を目の当たりにすることでしょう。こうした風景の中では、山の牧草地、イベリコ山系の頂上、混交林などが目を引くはずです。さらには自然公園の全域が、「ナチューラ2000ネットワーク」に登録されている「デマンダ、ウルビオン、セボジェラおよびカメロスの各山脈」の一角を占めているうえ、公園内にあるウルビオン氷河湖にいたっては「国際的に重要な湿地のリスト」にも掲載されています。
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アルト・ナヘリージャ自然公園
ラ・リオハ (ラ・リオハ)
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知っておくべきこと
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文化情報
「七つの町」のルートをたどり、その文化遺産を発見する価値は十分あります。ブリエバ・デ・カメーロス村では、15~16世紀に建てられたサン・ミゲル教区教会を見逃すことはできません。カナーレス・デ・ラ・シエラ村では、ローマ時代の村落の遺跡、紋章入りの家屋、ナヘリージャ川によって隔てられた二つの地区を結ぶ橋などに驚かされることでしょう。ビジャベラヨ村はカナーレス川とネイラ川の間にたたずんでおり、村の通りはすべて、美しいマヨール広場へとつながっています。マンシージャ・デ・ラ・シエラ村に到着したら、貯水池を訪れないわけにはいきません。そこには、水没してしまった古い村の遺構が今もなお残されており、実際に目にすることができます。ベントローサ・デ・ラ・シエラ村では、森や牧草地、川が織りなすその美しい景色に加え、18世紀に建てられたサン・ペドロとサン・パブロの教会が際立っています。ビニエグラ・デ・アバッホ村にはインディアーノ(新大陸帰りのスペイン人)から受け継がれてきた宮殿のような家が多数残されているため、きっと魅了されてしまうはず。そしてもちろん、ビニエグラ・デ・アリーバ村は必見です。「七つの町」の中で最も高い標高(1,182メートル)を誇るうえ、村の一般建築の保存状態が特に優れているという理由から「スペインの最も美しい村」協会にも加盟しているのですから。
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環境情報
この自然公園に生息する動物相の種類は多岐にわたります。その中には、ヨーロッパミンク、ピレネーデスマン、ヨーロッパヤマウズラといった指定保護種や、エジプトハゲワシ、クロハゲワシ、シロエリハゲワシ、ヒゲワシなど、貴重な生態学的価値を有する鳥類も含まれています。また、ロックカラントやポルトガルゲッケイジュなど、この地域の野生の環境でしか見られない絶滅危惧植物もあります。
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観光情報
マンシージャ・デ・ラ・シエラには「カサ・デ・ラス・イスラス」という建物があり、見学者はここで「七つの町」に関する詳細情報を入手できます。この施設ではまた、自転車やバイクで行くルートに関する情報、この地域にある小道(バジェス・イベリコス地方の高地に伸びるGR-190など)の広大なネットワークに関する情報、(移牧をテーマにした)ランチョ・デ・エスキレオ博物館や現代アートギャラリー「エスパシオ・アルテ・バカ」などの興味深い美術館・博物館の見学に関する情報も手に入ります。この近辺にある、特におすすめのエクスカーション先としては、バルバネラ修道院、スソ修道院とユソ修道院、そしてナヘラの町が挙げられます。