日食ハンター


2026 - 2027 - 2028

© NASA-GRC. Jordan Salkin

太陽と月が出会うとき

皆既日食は、自然が私たちに見せてくれる最も魅力的な光景のひとつです。それを経験した人は決して忘れません。 スペインは、この感動的な現象を2026年・2027年・2028年と連続して観察できる幸運な国です。「イベリア・トリオ」と呼ばれるこの特別な天文現象を、どうぞお見逃しなく。偉大な宇宙を称賛する良い機会となるでしょう。

© NASA-GRC. Jordan Salkin

皆既日食の驚くべき光景

誰もが同意するでしょう。 「皆既日食を経験することは、永遠に忘れられない体験となる」ということに。 月が太陽を隠し、空が暗くなるにつれて、驚きと感動がふくらみます。やがて皆既日食に達すると、フィルターなしで太陽のコロナの魅惑的な美しさを短時間だけ眺めることができるようになり、熱狂的な叫び声が沸き起こるのです。

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NASA. Denny Henry

スペインの3つの日食:
歴史的な出来事

いつですか? スペインで1回目の日食が起こるのは2026年8月12日の日没時です。スペインは、皆既日食の最終段階を確実に観測できる、世界で唯一の国となります。 夏なので快晴の可能性が高く、問題なく観測を楽しめます。 どこで見るか 皆既帯は、西から東へと、国土の北半分を横断します。まずはガリシア地方、具体的にはア・コルーニャで19時31分に、最後はバレアレス諸島で19時38分に、それぞれ日食が始まる見込みです。 皆既帯は最大で13の自治州を通過しますが、そこには内陸部の多くの町や都市、たとえばオビエドサンタンデールレオンビルバオサラゴサバレンシアパルマなどが含まれます。 国内の他の地域からは部分日食として見えるでしょう。 スペインで2026年に皆既日食が観測される予定の目的地・地域に関する詳細情報は、国立地理研究所(IGN)の公式ウェブサイトでご確認ください。

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いつですか? これも夏、2027年8月2日の朝に起こります。 今回の皆既食は、その継続時間の長さが注目されます。 たとえば、タリファセウタメリージャなど、午前9時40分に日食が始まる都市では皆既が4分半以上見えますが、その長さはカディスではほぼ3分、マラガでは約2分となります。 どこで見るか 皆既帯は、ジブラルタル海峡を通ってスペインを西から東へと横断し、セウタメリージャの各自治都市、カディス県のほぼ全域、マラガ県の大部分、グラナダ県とアルメリア県の南部を覆います。 国内の他の地域では部分日食として楽しめるでしょう。 スペインで2027年に皆既日食が観測される予定の目的地・地域に関する詳細情報は、国立地理研究所(IGN)の公式ウェブサイトでご確認ください。

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いつですか? 2028年1月26日の日没時、スペインで金環日食の壮大な「火の輪」が発生します。 この現象は、直線上で月が地球からもっとも遠い位置にあり、またその影が円形の太陽を完全には隠さず、太陽の周囲に赤みがかった輪が残るときに起こります。 どこで見るか 金環帯は、スペインのほぼ半分を覆うようにして、南西から北東にかけて移動します。16時33分以降アンダルシアで最初の日食が、16時39分にはカタルーニャで最後の日食がそれぞれ始まります。 したがって、カディス、マラガ、タリファといった都市は、2027年の皆既日食を体験したわずか6ヵ月後に金環食現象を目撃できるという、またとない特権を享受することになります。なお、それ以外の地域では部分日食となります。 スペインで2028年に金環日食が観測される予定の目的地・地域に関する詳細情報は、国立地理研究所(IGN)の公式ウェブサイトでご確認ください。

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アドバイスとおすすめ

  • 最高のエクスペリエンスを得たいなら、目を保護したり安全に観察したりするなど、必要な予防措置を必ず講じるようにすることが非常に重要です。 なお、適切な保護具を着用せずに太陽を直視したり、部分日食や金環食、皆既日食の部分相を見たりしてはなりません。

  • 危険を回避するには、フィルターを使用するとともに、認証済みかつ完璧な状態にある専用メガネを装着する必要があります。 プラネタリウム、天文協会、科学団体などの信頼できる情報源を参照し、どの製品や販売店が品質要件を満たしているかを調べてください。 日食を観察するもう1つの方法は、太陽の映像を、紙、スクリーン、壁、天井などに投影することです。 この方法では、放射された光のごく一部が再放射されるため、もっとも安全です。

  • 今回の一連の日食は歴史的な出来事ですので、困難な事態を避けるためにも、スペインでの休暇は十分な余裕をもって計画することを推奨します。 可能であれば、少なくとも7日間の旅行を計画すると、開催されるすべてのイベントやアクティビティを楽しむことができます。 そのためのアドバイスは以下の通りです。 できるだけ早めに宿泊施設を予約すること。特に、日食当日の宿泊施設の確保は肝心です。 多くの機関や団体が、日食に合わせて特別なイベントを開催します。なかには皆既帯への移動といったイベントもあります。 ツアーに参加するのがもっとも簡単な方法ですので、ご一考ください。

  • 皆既日食を観察するには、高い建物や木々、山などがなく、水平線がきれいに見える場所を探してみましょう。 数日前に観測地点を下見し、視界に不測の障害物がないことを確認しましょう。 2026年と2028年の日食は日没時に起こるので、日没時間に注意してください。 皆既帯の外にいる場合、観察できるのは皆既日食ではなく部分日食だということを覚えておきましょう。

  • 天体現象である日食は、天候が観測の鍵を握ります。 数日前に天気予報をチェックし、観測地点の空が晴れるかどうかを調べておくとよいでしょう。

  • 日食当日は、前もって選んだ観測地点に余裕をもって移動しましょう。 交通警察官や市民保護担当者の勧告や指示には必ず従ってください。 帰りは、渋滞が解消されるまで少し待ったほうがよいでしょう。 当日に宿泊する場合は、できるだけ早く予約することをおすすめします。

  • 日食の始まりと終わりの時間、皆既の始まりとその時間は、あなたがスペインのどこにいるかによって異なります。 たとえば、ガリシア地方(2026年に、最初に日食が見られる地域)のア・コルーニャ市にいる場合、日食は19時31分に始まり21時22分に終わります。特に、20時28分からは76秒間、皆既日食を楽しむことができます。 バレアレス諸島(2026年の日食が見られる最後の地域)の場合、パルマにいれば、日食は19時38分に始まり、20時32分に最大皆既に達し、日没後に終わります。 国立地理研究所の公式ウェブサイトでは、2026年・2027年の皆既日食および2028年の金環日食すべてに関して、スペインの各市町村における時刻表を掲載しています。詳細情報はそちらでご確認ください。

  • 皆既帯が通過する地域の多くは内陸にあるため、観測地点の近くに田舎の宿泊施設を見つけることができます。 さらに、その多くがスターライトの認定を受けた地域や町にあるため、そこには星空観察に理想的な空が広がっています。 アストロツーリズムや天体撮影を楽しむ機会をお見逃しなく。 日食の前後数日は、スペイン国内にある、心の底からリラックスできるような地域を発見するのに絶好の機会でもあります。

日食を安全に観察するには?
© NASA. Sara Lowthian Hanna
どのような保護具が必要ですか?
日食を見たい場合、どのような旅行計画を立てればよいですか?
日食を観測するのに最適な場所は?
数日前に天気予報をチェックしましょう
日食当日は、現地にどのくらい前に到着すればよいですか?
2026年の皆既日食はいつ始まり、どのくらい続くのですか?
どこに泊まれますか?

空に恵まれた目的地、スペイン

わたしたちの国は、アストロツーリズムや星空観察を楽しむには世界屈指の場所です。 スペインには、空を眺めるのに最適な場所やアクティビティ、プランがたくさんあります。